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出会い×不死身  作者: yuki
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27

「は?」

携帯?意味がわからんのだが……

「だから、アドレス交換だよ」

あ、なるほど。そういうことか。

「ふぅーん…でもテレパリーがあるじゃねぇか?」

テレパリーの方が早いような?

「テレパリーは、力を飛ばして、言葉のやりとりをするんだ。で、力はあっても、使いこなせない奴がいる」

?そんな奴ここにいたか?

「みんな、使えるじゃねぇか」

そう言うと、少し黙って、思いだしたような顔をした。

「いやぁな、実はここにはいないが、もう1人いるんだが……ずっといなくて、ついさっきまで忘れてたけど……」

……忘れられてた子、可哀想だなぁ

「そいつが来るのか?それがなんで、メアド交換に関係あるんだ?」

と言うと、目を逸らして、

「その……そいつさ、さっき言ったように、力はあっても使いこなせてねぇんだよ……新しく来たやつに先越されてると知ったら、この家が壊れる……」

⁉︎ 壊れるぅ⁉︎

「そ、そりゃまた凄いな……」

驚いた顔で俺は言う。

「ああ。だから、この家のためにも、力はまだ使えないということで……いいか?」

みんなを見ると目を逸らして、青ざめている。よほど、壊れるのが怖いのだろう。鈴は、本当に願ったような顔だ。

「わ、分かったよ……で?そいつはまだ来ないのか?」

俺の質問に、次はリータが答える。

「ああ、来るのは、昼の……2時ぐらいだろう。ほら、メアド交換しとくぞ」

と言い、メアド交換をした。ん?俺だけ機種が違うな……まあ、いいか。

「……あいつと機種が同じとか……」

……意味はわからん。だが、ムカつく!

「あいつって……あ、使いこなせてない奴か?」

と言うと、柳は携帯をいじりながら、

「そうだよ」

と答えた。

そうして、交換が終わった。

「よし、奴が来るまで時間がある。……遊んどくか!何する?」

柳は、明るくそう言う。さっきの頼んでいる顔とは大違いだ。

「いや、俺はすることあるから、いいや」

俺はイラストレーターという仕事があるし……神代さんにも要望聞かないとな……

「私も、断りするわ。仕事をしないといけないし」

奈々も断る。仕事なんかしてたんだな。

「そうか……って、いつの間にか響也がいなくなっちゃってるし⁉︎」

…柳…まぁ……ドンマイ。

俺は心の中でそう思いながら、部屋に戻った。

さてと!メール、メール。

《こんにちは、神代さん。長原です。》

長原は、俺が使ってるペンネームだ。

《今回のイラストのご要望をお聞かせください。お願いします。》

よし、じゃあ送信してっと!

そして、送信した途端、着信音がしたような気がしたが、柳たちの声によって消され、俺もあまり気にしなかった。

そうして、昼の2時に近づいた。

「奴」と龍牙が会うまで、あと少し。

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