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さて、どうしてくれようか?つーか、ナイフって久しぶりに持ったなぁ。いや、見ること自体久しぶりだな……ま、いっか。
「さぁて……どうされたい?」
俺はそう言った。
「小癪な!さっさと殺れ!どれだけの金を払っていると思っている‼︎」
金で動かすとか……
「わかって…おります…!」
と、スーツの着たおりますは俺たちに反撃をする。
……まずは…こいつから……だな…。
まずは…頭に一発!
「くっ!やられるか‼︎」
俺の前にいる男は、ナイフをよけ、背中に蹴りを入れようとする。
だが、俺もそれをよけ、俺と男は距離を取る。
動かずじっとしていたところを男はいけるとでも思ったんだろう。頭にパンチを入れる。が、俺はそうくると知って、よけてナイフを顔に持っていく。
そして、男も察したのだろうよけようとするが、頬に切り傷が出来た。
「今のうちに降参させてやるけどどうする?」
俺も戦うのは好んでないしな。
「……お断りいたし…ますっ!」
言うのと同時か、動くが先か…お腹を殴ろうとする。
凶暴な奴だな〜
「じゃあお望み通り……殺してやるよ」
俺はそう言い、「恐怖」という名の感情を、トラウマを植えつけた。
そして、ここからは宮之原龍牙の感情。龍の感情は、今この瞬間「無」に等しい。
そして、中で見ていた俺は何も言う暇なく、龍は目の前の男を瞬殺で殺した。
……俺は唾を飲む。ゴクリと。
そして、次々殺していく。リータの相手、奈々の相手、柳の相手、鈴の相手……
オレハ何ヲシテルンダ?
オレハ何ヲ見テルンダ?
オレハ…コンナ事ガ出来ルノカ?
落ちつけ、俺……。
まず、龍は暴れている。殺している。何をだ?…敵をだな。何で?俺の姿で……っておい!
そうだ!俺の姿だ‼︎見てるだけだったから完璧に忘れてた!
俺が見た先には、もう目的の奴、名前は……今はそんなのどうでもいい。
殺されていた。そこにリータが話しかける。
「……目的は…果たしたな……帰るぞ」
と、目的の奴の死体を見ながら言う。
「あっ、あ、ああ。てか、龍牙。お前、スゲェな。瞬殺とか……また教えてくれよ」
柳が下に落ちている死体を見て戸惑いながら言う。
「……ああ、そうだな……見様見真似で覚えてくれ…」
俺は、それを聞きながら、感情が戻っていないのか否や、考えていた。
「ひでぇ……まあいいや……さっさと帰ろうぜ。響也も待ってるだろうし」
柳がそう言い、奈々も
「そうね、帰りましょう。私も帰って、することあるし」
と同意した。
『……龍?大丈夫か?』
俺は、龍に話しかける。だが、返事が帰ってこない。……なにか変だ。
そう思った時、またもや意識が途切れた。
あははのは!
執筆中デーズ!




