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登ろうとすると、リータに止められた。
「ちょっと待て?お前、命綱的なやつは⁉︎」
と、慌て気味(?)な様子で聞いてきた。
「え?別にいらないし……そう言っても、ここにないだろ?」
と俺は普通に対応する。
「「「「はぁ⁉︎」」」」
おお、見事4人がハモった‼︎スゲーな……って、そうじゃなくて。
「なんで驚いてんだよ?」
そんな驚くことか?
「いや、驚くだろ⁉︎普通!なんで、命綱なしなんだよ!」
柳がツッコミ。そして、奈々が柳に一差し。
「そんな大声で……もっと周りを見てくれる?バカなの?アホなの?それ以下なの⁉︎」
と、大声ではなく、普通の声の、ちょっとし小さめで言った。
……仮にも、恋人同士だよな…⁉︎
そう思っていると、リータも柳に一差し。
「そうだな、奈々の言う通り。大声とか信じらんね〜」
そして、鈴。
「そっそそそ、そうですっ!ありえません!バカです!アホです!ゴキ○リ以下ですっ!」
と奈々と同じ大きさの声で言った。
鈴の一差しポイントは、ゴキ○リなだな。
「ううっ、龍牙はそんなこと言わないよな⁉︎俺の味方……」
と柳がいい終わる前に俺は、
「いや、仕事をやるなって言われた時から、お前の味方になるつもりねぇ。つーか、自業自得だろ?バカにはわからん単語だったか?」
とキッパリ言った。俺、ムカつく相手はバッサリいくんだよな〜。
「ひでーーー!もういい!お前の窓まで登るところ、見せろよっ!」
あー、柳に言われるとなんかやる気なくすな……。
「へいへい、やりますよ〜。バーカバーカ」
と柳に言い、あっかんべーとやった後、リータ達に
「じゃあ、やるぞ」
と言って、壁に手を掛けた。柳が「おいっ!ちょっと待て!オイコラァ!」などとほざいているのは、多分気のせいだろう。絶対気のせいだ。そう思いたい。そう思おう。そんな考えはすぐに消す。壁にのぼるのだ、雑念は消さないと。そう言って、登り始めた。
その壁は、おしゃれにするためか、とても凸凹していた。だから、登りやすい。数十秒後、登り終え、窓に手をやると、空いていた。
フッ、窓を考えないとは、よっぽどのポンコツらしい。そして、窓を開けるとそのまま軽やかに入った。そして、顔だけを窓から出し、リータ達に
「簡単だろ?」
と言うと、リータがすぐ
「普通はできないだろっ!」
と答えられた。普通に俺ができてんじゃん……俺はそう思っていると奈々がテレパリーでリータに注意した。
(大声を出すと、人が来ます。こっち(テレパリー)で話しましょう)
と奈々が言ったら、リータは思い出したかのように、
(あ、そうだな)
と言う。普通、思い出すだろ……俺が言えることじゃないけど…
(それで、どうするんだ?)
俺は、リータ達がする事を聞いてみる。だが、俺はそのまま、こう言った。
(この時間もタイムリミットが迫ってるし……早めに決めた方がいいと思うぞ?)
と言って、返答を待った。
私、ゴキ○リ嫌いなんですよー、だから、伏字です。




