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俺は龍牙。宮之原 龍牙だ。俺は1度死んだ。そしてある女の子に助けられ、不死身になった。
そんな俺はいつからか、今すぐ死にたいと思っている。何故かって?不死身だぞ?いいものじゃあない。人間はすぐ死ぬ。大切に思っても、いて欲しいと思っても、人間はすぐ死ぬ。俺は何度死にたいと思ったか。死にたいと思うぐらい俺は生きた。
多分、死にたいと言った、または思った回数は、俺は一生No.1だろう。これには、自信がある。
さて、今の俺は死ぬ方法を、考えていた。俺は電気、石打ち、飛び降り、その他もろもろすべて試した。その結果この変わりようもない姿。はぁ、死ぬ方法ない…のか?俺はそんなことを考えていると、人にぶつかった。
「あっ…すまん、大丈夫か?……と聞かんでも、大丈夫だな、じゃあ」
ぶつかってこけることなくよろめいた女性に俺はそう言って、行こうとすると、
「お前は…死にたいか?その体は…嫌いか?」
と意味のわからない事を言っている。否 これは、俺の不死身の事を言っている?
「この体って何の事?」
俺は正体不明の奴に、しらばっくれ、ポーカーフェイスをよそおった。
「私は不死身の体の事を知る者。また、私は不死身という存在でもある。お前は、死に急ぐのか?不死身を活かそうとは、思はないのか?」
おいおいおい、ちょっとまて。こいつも…不死身なのか⁉︎体知ってるって…死に方も知ってるのか⁉︎いや…まて。落ち着け俺。まず、少しずつ、情報を得よう。
「不死身を活かすってのは、どういう意味だ?」
俺は、ポーカーフェイスをよそおって(いるつもりで)聞いた。
「不死身だぞ?そうそうないだろう。不死身しか、できない事をやればいいんだよ」
不死身を…活かす……なるほどそういうのもある…な……。だが、大切な命はすぐに消える。それは、変わらない。
「…別に興味はない。それより、俺は死ぬ方法が知りたい。お前は体の事を知る者なんだったら、教えてくれ。不死身の存在である、俺はどうすれば死ねる?」
俺は、やはり聞きたい事を言った。こいつもそう思ったことぐらいあるだろう。俺は……不死身を活かそうとは、思わない。
「そうだな、私が……そうさせたのだから、責任は取らないとな…」
⁉︎どういう事だ⁉︎こいつが……俺を不死身にさせたのか⁉︎
「……どういう事だ…?俺を不死身に…させたのは……お前なのか…?」
俺はとびとびに言った。女は、
「ああ……そうだ。私がやった。他にも、あと4人いる。合わせて5人、私を合わせると6人だった……。まあ、そういうことだ。私に手伝う気は、ないか?龍牙」
呼び捨てかよ……俺を不死身にしたってことは名前も当然知ってるってことか……まあ、それは置いといて…手伝うねぇ……ん?そういえば、不死身にした理由聞いていなかったな……うーん…聞いてみるか…
「あの……俺を不死身にした理由は、なんだ?俺を不死身にして、何の得がある?」
単刀直入におれは聞いた。
「そうだな……ちょっとした、出来心だ。他の奴らを待たせている。行くのか?行かないのか?」
出来心って…俺は行った方がいい……のか?だが………。いや、他の不死身を知る事もいい……事か?まあ、会うだけ会うか。
「よし!……会う。その前にお前の名前は?俺の名前だけ知っていても、おかしいだろう」
俺は名前を聞いた。
「そうだな……言っていなかったな。私の名前はリータ・スムニダ・ラクスイトだ。リータでいい。お前は龍牙でいいだろう。現にもう読んでるんだがな」
と女は……いや、リータは言った。
そう言って、リータについて行った。この日は、月がとても綺麗だと、覚えている。