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バラにもいろいろある・オールドローズ
オールドローズは読んで字のごとし、
現在流通しているモダンローズの原種と言ってもいい種で、
一般的なハイブリットティタイプとは風貌がかなり違います。
一時、ポタニカルアートで著名な、
ルドゥーテのバラが流行ったもんですけど、
牡丹の花のような、ふんわり・こんもりとした花弁や、
野バラのような一重、せいぜい二重の花弁を持つ品種が多いようです。
花持ちは大変悪く、朝咲いたらお昼にはしおれます。
また、バラは5月頃が一番花の季節ですが、
ほとんどのオールドローズは一期咲き。
春しか花をつけません。
楽しめる時期が年に1度な上にいくら気をつけても花は半日しか保たない。
致命的なのは、蕾のまま枝から切って差しても、
絶対に花が開かないことです。
長持たせさせる為に早めに刈っても、
麗しい花は見られないわけです。
多分、オールドローズを生花として販売してるところは
存在しないはずです。