あー、ラーメン食べたい。
今日も学校が終わった。頭をいっぱい使った後はラーメンを食べたい。瑛子はまだ教室に残っているクラスメイトにラーメンを食べに行かない?と誘うも、あっけなく却下。
仕方ない。一人で食べにいくか…。
学校を出て商店街をぶらつくと『海豚屋』と書かれた看板が見えてきた。とんこつの香りが漂うのでどうやらラーメン屋のようだ。
海に豚…?丸く太ってる魚だからフグと読むのかな?とか考えながら戸を開ける。
「いらっしゃいませー!」
ここの店員さんの挨拶は元気がよくて気分がいい。
店員さんに案内されたカウンター席につく。
「ラーメンお願いします」
「麺の硬さはいかがしますか?」
「カタで」
店員に注文を済ませてスマホをいじる。祖母に 今日はラーメン食べて帰るから、
とメッセージを送っておく。
ご飯を作ってくれる母ではなく、あえて祖母にメッセージを送るがミソだ。そうすることで孫を甘やかしたい祖母は母をうまいこと懐柔してくれる。この根回しによって、母に「もうご飯作ってたのに(怒)」と怒られることはないのだ。うしし。
そうこうしているとラーメンが届く。とんこつベースだが、甘いバターの香りがする。福岡のラーメンにしては珍しく海苔がのっている。
いざ、実食。いただきます。
ズルズル、ずるっ。うまい!豊かなとんこつと、濃いアブラを甘いバターの香りが中和している!最高のバランスだ。
気がつけば麺は全てなくなっていて、替え玉を頼むことにした。
「替え玉、カタで!」
一分もしないうちに替え玉が届く。そこからは速い。どんどん食べ進めていく。
文学少女の瑛子はあまりラーメンを食べる印象を人からもたれない。だが、文学少女だってたまにはラーメンを食べたい。
上品さを残したままラーメンを美味しそうに食べ進める様子は、さながら天使のよう。めっちゃかわいい!
気づけば少女は完食をし、そしてさっと会計をして店を出ていく。
いやいや美味かった。
爽やかな外気に触れ心地よい気分で帰路につく瑛子であった。
瑛子です。ラーメンって美味しいですね。『海豚屋』ってなんで読むでしょう。気になって調べてたら海の豚と書いて『いるか』と読むようです。ふぐじゃなかったかー、残念。




