おしゃかしゃま
「かならず、お前を救う」
けっしてあがくことのない俺。
そとから声が聞こえる。
「震えるベットで抱きかかえる」
そんな歌だろう。
俺にはなんのことだか、わからない。
だがしかし言えることがある。
俺はすべてを諦めたそのあとにいると。
今日二人死んだ。
住宅の家である。
怪奇なことがあるとたまに文書かなにかできいたことがある。
死んだのは兄妹の関係である。
「おとうさん何かを知っているか?」
死んだのはその場しのぎでもいえない、幼なじみ。
「警部ではあるが……」
そんなにまでしらないのか。
いやあどうしようかな。
感覚が麻痺していた。
なぜなら何度も死のうとしている幼なじみであるからである。
こんなにまで考えなくてもいいのにと、ふと思った。
まあいいか。
「俺も葬式参列していい?」
遡ること3ヶ月前。
冬にしては、寒すぎる場所であるのが沿岸地域、そしておじいさんの土地である。
おじいさん、は75で死んだ。
今日でハッピーバーステーである。
1月九日生きてこの世から生まれた。
幼なじみが会わないか考えていたのかもしれない。すぐにメールが届いた。
今時SMSで送るのもどうかしているよな。
そんな感じで今日会った。
「久しぶり」
「ああ」
「明だよ覚えてる?」
「めへヘン」
山羊みたいに鳴いてみた。
こんなことがあるのか。
「今日は物理を教えてくれ」
彼女から物理を聞かしている。
ほかにも、算数のドリルなどを。
社会のドリルも。
「分かった、支点、力点、作用点」
「この三つか」
ニート時代では考えられないけど医者になりたいんだ。
「作用、副作用、両作動」
よく分からなかった。
まあいいだろう。
医者になるだなんてわかならくてもいいことだらけだ。
次は英語にたどり着いた。
「I HOPE HOrld REARU]
「がまんすること」
このように分かったのであった。
とすると、ホープは抱くって意味なのか納得。
珍しく参考になるなあ。
「メイ、どうなんだ」
「だいたい合ってる」
今日の宿題はなかった珍しい。
「ねえ完全感覚DREAMER知ってる?」
「ほうあてんしょんぅりーず、びじゅへあー」
知っているらしい。
最近の曲だ。
そんな感じで彼女でもないけど聞いている。
それが、普通の感覚ではないのかもしれない。
でも一つ言えることがある。
といったところで、二人で今日持ってきたおやつを食べる。
今日はせんべいだ。
今日も味が良い。






