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ロボット

作者: ごいし

人の行動を完全にシミュレートしたロボットが完成した。


人のできる仕事はなんでもできる。

掃除、洗濯、車の運転、何も遜色ない。


あるとき、車の事故が起きた。

事故にあったロボット同士で話し合いになった。

片方のロボットが、ロボットのもとになった人の人種をけなすことを言った。

ニュースになり、団体が作られ、暴動が起きた。

暴動を鎮圧するために動いたロボットも、暴動に加わり、政治を巻き込むことになった。


ロボットの暴動を止めるために、何をするか、会議が開かれた。

議論はまとまらず、長く続いた。

あるとき、ささいな一言で、対立が起きた。


政治が分断した。


国が二つに割れた。


ロボットが全線に立たされた。


ロボットの争いを見ながら、兵士がつぶやいた。


「人の争いって不毛だな。」


銃を持ちながら、そう、つぶやいた。

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