表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冬野つぐみのオコシカタ  作者: とは
第一章 木津ヒイラギの起こし方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/340

ちがうばしょで

 それはつぐみがいる所から離れた。

 遠い遠い場所。

 そこである人物が、独り言をつぶやいていた。


「これは何というのでしょう。こんなに面白いものをみたのはどれくらい前でしたっけ?」


 ここ最近の面白いことは皆、一人の女性が軸になって起こっている。

 何と楽しい観察対象か。

 

「汐田君の印を付けられた発動能力を持たないお嬢さん。えぇと名前は、……冬野つぐみさんでしたね。とても可愛い姿とお名前だ」


 だがこの冬鳥のお嬢さんを一般人と呼ぶのは、少し違うような気がする。

 

「室さんの中にいる黒蝶のお嬢さんも、この冬野さんがきっかけで覚醒したと聞きましたし。冬野さんとは一度ゆっくりと話をしてみたいものですね」


 こんな面白い出来事を引き起こすのだ。

 彼女との会話は、一体どんな話が出来るだろう。

 どれだけの刺激を、新しい楽しみを自分に与えてくれるだろうか。


「……あぁ、我慢できませんね。さて、どうしたら実現が出来ますかね?」


 きっと、とても楽しい企画になるだろう。

 今は、別に誰に何も頼まれていないのだから。


「いや、そういえば頼まれていましたね。しかし、あの室さんから『頼み事』をされるとは」


 そのきっかけを作ったのは、冬野つぐみ。

 やはり話をしてみたい。


「あ、でも汐田君には内密の方がよさそうですね。この間はついうっかり口が滑り、怒らせてしまいましたから」


 それに白日の人間に、自分と彼女が話しているのを知られるのも面倒となりそうだ。

 とはいえ、彼女にはいつも白日の誰かしらがついている。

 彼女とだけで、話をするとするのならば……。


「うん、少し考えてみますか。冬野さんと楽しい時間を過ごせるために」


 小さな含み笑いが、するりと空へ溶けていった。

お読みいただきありがとうございます。


このお話にて第一章終了とさせていただきます。

次話より第二章として始まりますお話は、10年前のお話となります。

品子、惟之の過去編になります。


次話タイトルは「10年前の昔話 その1」です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 第一章の完結おめでとうございます&お疲れ様でした。 オコシカタもオモイカタ同様に完結させるのかと思っていたので、これは嬉しい誤算( ´∀`) 次からは作中でもたまに出ていた、過去の話を読…
[良い点]  第一章完結おめでとうございます。 [一言]  さとみちゃんが可愛いなあーと読んでいたら、なんだか不穏な感じになってますね。どうなるのかなー。  第二章、楽しみに待っております。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ