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『或る狂いのエッセイ集』

『喧騒狂い』

『喧騒狂い』



都会と田舎、その境界線があったとして、その場所と場所を繋いでいる電車があるとする。自分は、その中間地点くらいに住んでいると思うが、その電車に乗り狂うだろう。しかし、電車狂いではない、寧ろ、喧騒狂いである。つまり、時折、その中間地点から、都会に出て、その喧騒に狂うのである。



都会の喧騒は、人々の動きや声や雑音で、めまいがするくらいである。しかし、その喧騒も悪くはない。つまり、人込みに狂っているのであって、ああ、これは、喧騒の共存だな、くらいに思う、何か少し意味不明だが、要は、喧騒狂いなのだ。自分にとって、居心地の良い狂いである。



しかし、それが毎日だと、多分気が滅入るであろう。時折、喧騒に出かけるから、その喧騒が、心地よいのだ。あの、白昼の人込みの狂い、喧騒狂いは、現在のコロナ下で、遠のいているが、収束すればまた、その喧騒狂いのため、都会の喧騒に出かけたい、そう思っている。

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