漫才「カンニング」
二人「はいどうもー」
ボケ「〇〇です」
ツッコミ「△△です」
二人「✕✕です」
ツッコミ「今日も元気に漫才やっていきましょう」
ボケ「はいはい、えーと、そうですね」
ツッコミ「どうしました?めっちゃ右手見てますけど」
ボケ「僕、ネタ覚えるの苦手なんですよね」
ツッコミ「知ってますよ」
ボケ「大きな声では言えないんですけど、今日はカンニングペーパー用意してきました」
ツッコミ「あ、それでさっきから右手見てるんですね」
ボケ「あ、誰にも言わないでくださいね」
ツッコミ「僕は言いませんけど、今めっちゃ皆聞いてますよ。大公開してますよ」
ボケ「内緒なんですけどさっきカンニングペーパーって言いましたけど、全身に書いてきました」
ツッコミ「意味わからんけどすごいな」
ボケ「最後は書くことなくなって、日記とか書いて頑張って埋めましたね」
ツッコミ「全身に書くことへの熱意がすごい」
ボケ「なので場合によっては昨日の日記を暴露することになります」
ツッコミ「逆にそれいいですね。お願いします」
ボケ「いや、恥ずかしいから止めて。お願い」
ツッコミ「昨日何やったの。どの辺に書きました?」
ボケ「いや、読む気やん。見せませんよ。見せれませんよ」
ツッコミ「じゃあ、いいですよ」
ボケ「諦め早いな」
ツッコミ「っていうか顔にも書いてるやん。どうやって読むんですか、それ」
ボケ「よくぞ聞いてくれました。君たちの瞳に映ったのを読むのさ」
ツッコミ「うわー、皆遠くに行っちゃったわ。ザーって目が合ってるのかわからんとこまで距離あいたわ」
ボケ「え、嘘。なんでよ」
ツッコミ「はいじゃ、気を取り直して学園コント始めます」
ボケ「切り替え、早」
ツッコミ「僕が先生やるんで、生徒やってくださいね」
ボケ「わかりました」
ツッコミ「はい、みんな座れー。今日はテストやります」
ボケ「・・・・・・」
ツッコミ「ちょっと待ってくださいね。今、次のセリフ探してますんで。今のうちにこっち戻ってきてください」
ボケ「証拠はあるんですか、証拠は!!」
ツッコミ「あれ、どうしたどうした。昨日見たドラマのセリフ、メモりました?」
ボケ「間違えた。ごめんなさい、ちょっと背中の方見てもらってもいいですか」
ツッコミ「あ、はいはい。・・・・・・えーと、〇月✕日・・・・・・」
ボケ「ちょ、ちょ、待ってください。それ日記です」
ツッコミ「今日はいちにちじゅう体に字をかいていました。背中はまごの手にペン・・・・・・」
ボケ「はいはい、ダメダメ~」
ツッコミ「いやいや、なんでその内容の日記を隠すんですか。君の姿見ればだいたい察しつきますけど」
ボケ「いや、ヤバイヤバイ。だってカンニングがバレるじゃないですか」
ツッコミ「開始数秒でバレてましたけどね」
ボケ「え、え~~~!!」
ツッコミ「もうええわ」
二人「ありがとうございました」