[2]主軸は何か
では「ごちうさ」における物語の主軸、テーマとは何か。
これはタイトルの謎にも深く関係してくる話である。
前話で述べたように、『主人公』はチノである。
この前提の上で、全体を見直してみよう。
まず初期の段階において、チノは非常におとなしい。
母親の死の影響が色濃く残っているのだ。
当然まだココアとも打ち解けていない。
チノの態度は1期の中で徐々に柔らかくなってくる。
そしてチノの内面にも変化があらわれる。
成長であり、自立である。
下等生物と化した祖父に対する台詞がわかりやすい。
「おじいちゃんとしか話そうとしない私のことを思って、
内緒にする必要は、もうないんですよ」
受け入れ難い現実の中で、救いとなったのが祖父だった。
しかし白いまるまるが祖父だと皆に知られた場合、
チノが祖父と話す機会は減ってしまうであろう。
そういった背景のもとでの台詞である。
では、なぜチノがこの発言をするに至れたか。
言うまでもなくココアという存在のおかげである。
繰り返しみたいな説明になってだるいので詳細は省く。
2期も考えてみよう。
お洗濯~でのチノなんかも変化が見て取れるが、
やはり大きいのはあの場面である。
「あーそーぼー…♪」
なにが素晴らしいって、自分で歩き出すんだよ!
あのチノが、誰に言われるでもなく、
自分の意思で、他人に歩み寄って、声をかける。
これがどれだけすごいことか…!
口調が乱れた。
まあ、まわりが少し驚いているのも納得であろう。
他人に心を閉ざしていた少女が、他人の心を開きにいく。
言及するのも野暮だが扉があるのはそういうことである。
そしてココアが受け入れるんだよなあ。
いいよ、って。
書きながら感動してしまう。
それに対するやれやれです、がまた…。
まあとにかく。
この後アウトドアに対しての不安とか言うわけだが。
そこでのココアとのやり取りとかも含め。
「ごちうさ」という物語の主軸は、チノの成長にある。
ということは理解していただけただろうか。
しかし文章で書くと端折ってるのにだるいな。
次回は青ブルマさんの存在意義とかかな?
その次がココアたちについて。
ラストでタイトルについてとまとめ。
そんな感じになると思います。




