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豪邸

暇だったので二話投稿です。

さーて、家に着いたぞ?これは家…?なんかお屋敷あるんですけど。

壁に囲まれた塀の中に自分より大きな門をくぐり入る。門に書いてあるLの文字の場所にL級冒険者証明書をかざすと入れる仕組みのようだ。


庭はさっきの闘技場を超えるだけのスペースがあり、池もあり、川もあり、丘があり、林もある。

そして、奥には遠くに見えて居たお屋敷…近くに行くとすごい大きさだ。見上げなければ屋根が見えない。

そして、その前の薔薇のアーチの横には従者が三十人程いて、出迎えてくれた。

零の分の従者もこちらに気を効かせて回してくれたらしい。


そして、その分の建物を転移魔法と溶接魔法でくっつけたらしく、Lの形に自然な感じでくっついている。職人がやったのだろう。

そのアーチをくぐり、家のドアを従者が開けてくれる。このドアにも顔認証が入っているようだ。


ドアの中には派手すぎない落ち着いた赤いカーペットに、高そうな壁紙、ドアのとってにも使われていたが階段のとってにも、虹色鉱石がふんだんに使われている。

この鉱石凄い高いらしい。まぁ冒険者ギルドの独占市場だからなんだが。


それに驚いていると年老いた執事が寝室に案内してくれた。どうやら10階にあるらしい。その部屋はもう豪華の一言。虹色鉱石がふんだんに使われた天蓋付きベッド。

白い高そうな書棚には魔導書や、モンスター図鑑など、冒険に必要なバイブル、情報が全て詰まっている。そこからベランダに通じるドアを開けると、開拓地を一望できる。


この家が一つ一つの国に用意されている土地に二階にある転移ボタンを押すと転移するらしく、常にその町一番の絶景が見えるように寝室が配置されているらしい。

そして、そこには警備兵が置かれている。申し訳なくなってくるな。ギルドの依頼は積極的に受けるようにしよう。まさか、そのつもりで!?いや、考えすぎだろう。


そして、この屋敷には書庫これは寝室の棚に繋がっていて、電話すると用意してくれるらしい。

そして、浴室。これは一回にあり、その土地の最高の水を常に取り入れられていて、場所によっては天然の温泉の場合もあるらしい。そして、広い。泳げる。

その他にも、娯楽室や、会談室、実験室や、トレーニングルーム、危険な魔導書の書庫や、マッサージルームに乗馬施設なんてのもある。とにかくなんでもある。ダメになりそうな家だな。


まぁ、つまり一言でまとめるならばこの世の全ての技術と知恵と娯楽を詰め込み、それを最高の腕と最高の材料で作ったような家の中のトップ家オブザ家という家だ。よく分からなくなってきたが超豪邸だ。

強いだけでこんな対応でいいのだろうか?


そして、L級になると凄いもので、常に護衛隊が付く。いや、要らないんだがそもそも毒もこの体だと効かないようだし。さっき効くか飲んでみたが、普通に美味しくいただけた。

さらに、隠密護衛部隊も付いているようだ。千里眼でよく状況がわかる。さらに、ギルドからの連絡係等も付く。さすがに廊下でこの人数は狭いぞ。


そして出かける時は風王龍と呼ばれるドラゴンが引く人間界では最速のの飛龍車も用意され、馬車もある。

基本的に歩きたい人なんだが、客人を呼ぶ時には便利かもな。間違いなくその龍より早く飛べるし必要がない。


そして王族にいつでも電話をかけられる電話なんてものがある。いつ使うんだこれ。

ちなみに、この世界での王族はすこぶる偉く、道を通ると平民は道の脇にどんな用事があろうとも跪かないといけないらしく、更に王族のやることはなんでも許されるというまるでSS級冒険者のような奴らだ。ただ、SS級の方が偉いらしいが。そんな奴らにすぐ電話を掛けられる、というこの状況がある、という事がステータスって事だろうな。


と、家の中を回っていると、訪ね人が来た。さっきのリーグで俺に負けた兵士一じゃないか。

あいつ実は王族らしくて、三位だったやつの兄だったらしい。手加減されないようにああいう感じで出たらしいが、相手が私だったのは本当にご愁傷様だ。


そして、あのモンスターの数と、ステージはこのランクぐらいじゃねぇか?という予想でああいう贔屓だーって私が言ってた状況になったらしい。

別に贔屓でもなんでもなかった。妥当だったって事で今はそこまで怒っていない。


そして、この王子が訪ねて来たらしく、要件は弟子入りしたいそうだ。

「嫌だ、と言っておいてくれ」

と、執事に言うと王子はズルズルと引きずられていった。別におかえりくださいぐらいでいいじゃない…。

断った理由はそこまで私が素晴らしい人間じゃないからだ。所詮ステータスとスキルのゴリ押しに過ぎない。


そして、零と街を回ろう、となった時に止められて、この服を着てください。と服を見せられた。

その服は、ザ・貴族といった感じで嫌だ!と言うとじゃあこれを…と、小さなLと書かれた指輪を渡された。

これで場所を把握されるような仕組みになってるな、と言うのが一瞬でわかった。

なので、それも断ると、バレていましたか…と言われ貴方様を本当のこの屋敷の主人に任命いたします!!と言われた。

全てテストだったらしい。

「これからはこの様な真似はございませんので、どうぞご自由にお過ごしください。何かお困りの際はこちらを」

と、もう一度さっきと同じデザインの指輪を渡された。今回のものは一方的にしか連絡できない仕組みになっていて、オンオフはこちらで切り替えられるものの様なので、受け取っておいた。これを見せれば証明書にもなるらしい。

そして、もう一つと板の様なものが手渡された。

「こちら、タブレットでございます。使い方はガイドに従えば簡単にできます。これは情報を知ったりできる最新鋭の魔導具でございます。」

と、またLと書かれたものを渡された。どんだけ主張したいんだよ。そして、カバーの様なものがついていて、スタンドの様にもなる。便利。


そして、それに触れると板が光り、この街の地図と人々の場所、店の商品や、街の様子を見れる。人々には皆マイクロチップと言うものが埋め込まれていて、それで場所がわかるらしい。こぇぇよ。

その代わりに、支払い機能や、鍵の機能、等最新鋭魔導具の劣化版の内容のことが出来るらしく、喜んでやるらしい。まぁ、やらない人も中に入るらしいが極少数派らしい。


そして、執事達に帰ったらご飯食べるからご飯作っておいてーと言って昼の街に零と出た。護衛は要らないといい、外に出る。

姿を青年ぐらいにして、服は衣装棚にあった魔繊維というもので出来たカジュアルな物を着て、外に出る。零がゴッリゴリのメイド服できたので、慌てて着替えさせた。

零もそこら辺の人々に紛れられる格好にした。


零曰く二人の実年齢は零は生前を合わせると600歳。私は10歳らしい。割と若いということを聞いてビックリした。そして、この世界では男性は俺が一人称の人が多いので俺にすることにした。


さて、いろいろあったが平和な街の街歩きと洒落込もうか!



















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