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龍の家

さて、連れられてやって参りました龍の家。

見た目は、普通の家よりは大きいカフェ、と言った見た目で赤い屋根が特徴的だ。

ドラゴンズカフェと書いてある。

入ると、そこには幼龍と遊ぶ子供たちと、その子供達を見守る保護者っぽい人々や、その人々の後ろにいる龍達。

赤毛の子は、小さな龍を抱き上げて、こっちにやってきた。


「これ僕の相棒で、レッドドラグーンっていう名前の龍で、僕は赤って呼んでるよ!」


龍に名前をつけるのは一般的なようで、あのスカイバーンっていうのは、あいつの本名じゃなくて、ライダーとしての芸名?みたいな感じだ。


俺も一応、なんか異名があるらしいけど、詳しくは知らない。


「それで、僕の名前は赤羽秋っていうんだ!冒険者さんは海神さんだよね!龍の名前はなんていうお名前なの?」


名前か、チラッとジェノサイドロスを見ると、なんかわくわくしてる。

そうだな王様っぽい名前がいいかな、一応龍の王様みたいな奴だし…。

ジェノ、かな。無難だろ?


という感じで、魔法で言って見ると首をふるふるしているので、多分嫌なんだろう。

そうだな…と、考えているとジェノサイドロスが口を開いた。


「僕の名前はカイ、だよ」


と、言うと赤い髪の…秋が驚いたようで


「へぇ!おしゃべりできる子なんだね!」


と、テンションが上がっていた。


「あんまり喋れる龍っていないんだよ!しんわっていうお話には大量に存在するんだけどね」


と言い、さらに興奮した様子で続ける。


「僕、一回喋れる龍と会うのが夢だったんだ!この子がなんて言ってるのか気になってて」


そして、赤をカイに近づけると、カイと何やらしゃべっているようだ。


「赤は、そろそろ大きくなれそうだからご飯がもっと欲しいみたいだよ」


「そうなんだ!最近食べる量が多くなってご飯を作ってあげるのが大変なんだ…そう言うことなら頑張らないとね!」


と、何やら楽しそうに会話をしている横で、俺はお菓子を食べている。

このお菓子は実に美味しい。クッキーというもので、これは香ばしい味がしてとても美味しい。

サクサク食べていると、カイがこっちに来て


「あの子達と遊びたい」


と言って来たのでいってらっしゃい、ここで待っておくからねーと、送り出した。

カイは楽しそうに子供達が連れていた子龍達と遊んでいる。

小さな時から聖域の龍は孤独だからな…きっと、寂しい思いをして来たんだろう。


進化したばかりで、まだ知能的にも、肉体的にも生まれたてみたいなもんだしな。

それであの大きさだから困るんだけどな。


そして、保護者の方々と最近うちの子はL級冒険者に僕もなるんだー!って言うんですよ、見たこともないのに憧れてるんです。おかしな子でしょ?というような話をしていた。


ちなみに、この保護者は俺がL級だという事を今はまだ知らない。

ここで知っているのは、赤毛の子ぐらいだろうし。赤毛の子は龍と遊ぶのに集中していて、すっかりそんな事は忘れているようだ。


つまり、ここは私の楽園というわけだ。また来よう。

今回は追加で頼んだクッキー代金を払って、外に出た。

ポイントカードというものを貰って、これでポイントが貯まるとクッキーが一皿タダになったりするらしい。素晴らしいサービス精神だ。


俺が外に出ると街並みは赤く染まっていた。もう夕方か、帰るとするか。

俺は、龍に乗り夕日に向かって飛んでいった。



















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