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神代魔法の相対者  作者: 寝々
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1話 はじまりの夢

 人生で初めて夢を体験している事がわかる。

 自分の意志で夢らしきものの中を歩いて行く。

 明晰夢という言葉が頭を過った。


「誰か居ますか?」


 不安になって言葉を発する。いつもより声の張りが無いのが自分でもわかるくらいの声しか出なかった。

 

 周りは真っ白な空間で無数に、そして規則正しく3mは有ろうかとゆう漆黒の柱が並んでいる。そもそもなんで自分がこんな夢を無手居るのかが分からない。

 そんな中に白い人型のようなものが浮かび上がってくる。大きさは1mくらいしかない。


「こども?」


 ただの白い塊なのに何故そう思ったのか分からないが、それには意志の様な物を感じたのだ。


「子供とゆう表現には当てはまらないと思うよ。」

「君が思う生物とも少し違うかな。」

「君の名前は柊真君で合ってるよね?」


 言っていることは図らないが思わず頷いてしまう。


「会えて良かったよ。間違ってたら馬鹿みたいだし」


 白い塊が一人で喋っているのを聞きながら表情を崩さない用に聞き返す。


「これは夢だよね?」

「ちょっと違うかな。これは君の夢であって僕の現実。簡単にいえば君の夢のなかに割り込みをかけて居るんだよ」


 何故かわからないかそれが真実ななだろうと頭のなかに染み渡る感覚があった。

 それは、僕自身が異世界・神・霊・魔法等を信じている、いや違う。

 あるのかもしれないと思って調べるのが趣味の様な物だからだろうか?そんな趣味のせいで誰も寄付いて来ないのもどうかと思うのだが。


「で、どうしてそんなことになっているのですか?」


 色々な感情を押し殺して話を進める。


「君は冷静になるのが上手だね。まぁいいや。」

「君にお願いがあったんだ。明日は君たちの高校生活最後の卒業式だよね?」


 何故知っているのかは分からないがここは話を聞くしかないと思い頷く。


「明日、君たちのクラスメイトが召喚に巻き込まれるんだ。君たちのいう所の異世界っていうやつに」

「だけど、君だけは僕が介入して一人だけ違う場所へ飛ばすつもりなんだ。」


 白い塊が何故か無邪気に話している様な感情に襲われる。


「異世界って本当にあるのか?でもなんで僕だけ?それに召喚って勇者と、ッ」


 異世界とゆう言葉に過剰に反応してしまい慌てて言葉を止めた。


「異世界はあるよ。と言うより僕らが作っていたからね」

「作っていいたというのは、もう作っていないのですか?」

「気づいた?僕らもだいぶ減っちゃってね。維持するのがやっとかな。」


 白い塊がやれやれとゆう感じで手を動かして話を続けだした。


「それはおいおい話そうと思うけどそろそろ本題ね。」

「向こうの世界に暮らしている生き物に僕らの元お仲間の子孫がちょっかいをかけようとしているんだ」

「神域の民とかのたまっているけど力を持ったバカどもだと思っていくれていいよ。」

「しばらくは何もないと思うからその間に君は力をつけてくれればいいよ」


 なんとなくわかってきたと思い口をはさむ。


「神域の民が人間側の国に攻めてくるからクラスメイトが召喚されると?」


 少し首をかしげながら考えを口にしていく。


「でも、僕だけに話すと云うことは少し使うのかな?」

「なかなか良いとろこに気がつくね」

「君たちが召喚されるのは人間と魔族の戦争の為かな」

「現代の日本人。それも子供たちは向こうの世界では戦力になるんだよ。」

「君たちは想像力が豊かでしょ。それが召喚の儀式をを通して召喚されると魔法の具現化や身体能力に影響を及ぼすんだ。」


 魔法と聞いて喜びそうなところを見透かしたかのように白い塊が水を差す。


「ちなみに君は無理だから」

「えっ!!使えないの!?」


 その言葉を聞いて膝から崩れ落ちる。当たり前である。今までの趣味からすると魔法を使いたくてしょうがない。


「なんとかならないですか?」


 膝をついたまま内向て聞いてみる。


「なんとかならないけど、こちらの都合だから君には僕らが当時使っていた力を使えるようにしてあげるよ」

「だけど、使い方は向こうに行ってから分かる様にしてあるから」

「あくまでも君の使命は神域の民を止めることだと覚えておいてあとは好きに楽しんで」

「じゃッ!またね!」


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 いつもの天井を見上げていた。

「夢だったのかな?」

 本当だったら良かったかも知れない、と思いながら卒業式に臨むために準備を進める。














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