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くやほが  作者: 愚者x2
3/8

第二話/ざ、はうす、おぶ、らいじんぐ、さん

おはようございます。

菊千代です。

今日は本当にいい天気です。

僕の家は頗る日当たりが良く、

天気のいい日は、あまり遅くまでは寝ていられません。

眩しさと暑さで嫌でも起きざるを得ないのです。

そういえば、僕が以前に住んでいた地球では、

太陽光を利用してエネルギーを作り出したりしてましたね。

しかし、こちらの世界ではそんな事する必要はありません。

そもそもガスも電気も何も無いのです。

それでも皆、何不自由なく平穏に暮らしています。

正に、五風十雨という感じでしょうか。

余り欲張ったりしなければ、何事も順調になるものです。

こちらで生活するようになってからというもの、

その事を痛感するようになりました。

地球人は贅沢ばかりしてるなって、つくづく思います。

かく言う僕も地球に居た時は随分、贅沢もしました。

その事をこちらの方にお話すると、

興味津々で聞いて貰えます。

そうなんです。

実は僕、こちらの世界では、

結構な有名人だったりするんです。

地球の話をこちらですると皆さんに喜んでもらえて。

それで、多くの方々から沢山の頂き物を貰えるんです。

こちらの世界は地球と違って貨幣経済ではありません。

完全に物々交換、或いは物と労力の交換、

後は、余ってるところから足りないところへの譲渡。

それらで成り立っているのです。

そんな中で地球の事をお話しする事で必要な物を手に

入れる事が出来る僕は、本当に恵まれていますね。

今思うと、こちらに来て良かったなと、心底思います。

地球に居たままだったら、僕はどうなっていたのでしょう。

ふと、そんな事を思ったりもしますが、

さて、次回は何のお話をしましょうかね。

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