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prologue
空を飛べる男子
炎を操ることができる女子
そんな超能力のようなものを持った子が産まれる時期があった…
その間わずか3年
こんなことはその前もその後もなかったそうだ。
ある人はこれを恐れ、ある人はこれを神のお告げだと言った
またある人はこれを『運命』と呼んだ…
異質な能力を持った彼らはいつからか『異人』と呼ばれるようになった。
そしてその異人たちを教育する学校が国によって建てられた。
『那由多学園』
高校生になった彼らは3年間この学校の寮で暮らし住むことを義務付けられていた。
そして私もこの普通じゃない学園生活を送ることになる。
私は16歳 白瀬 希、今日から那由多学園の1年生となる。