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ノンゲーム!  作者: 上葵
21/54

20:新兵ファーストフード

なんだか行けそうな気がする。

 一学期最期のテストが終わり、クラス中が解放感に包まる放課後。あとは追試のお知らせがかからないことを祈るだけである。この五日間、ともに解答用紙という戦場を駆け抜けた相棒(シャーペン)を大事に筆箱にしまい終戦の余韻に浸る俺を、どこからともなく呼ぶ声がした。

「おい、郁次郎。ちょっと面かせや」

 高一にして肥満体型、夏目銀太が廊下に立っていた。無法釣り人に声をかけるマスコミみたいな雰囲気だ。


「お前、こないだとんでもない美人と歩いてたらしいな」

「……だれ?」

「俺が聞きたいわ!」

「あー、もしかして佐奈先輩か?」

「佐奈先輩ぃ!? はぁあ!」

「たしかにあの人は美人だけど 、お前が考えているような間柄じゃねぇよ」

「ちっ、羨ま死ね! SHINE! シャインじゃなくて死ね! 読み間違えて死んでしまえ!」

 ご本人さまに会えば、嫌でも幻想は打ち砕かれるのに。あー、でもどうだろ、銀太なら顔さえよければなんでもOKしそうだな。

「……用はそれだけか? 俺らこれからホームルームなんだけど」

「おっ、そうだった。郁次郎。呼び出しだぞ」

「ああ。お前に呼び出されてるね」

「いや、ちがくて、郁次郎を呼んでるやつがいるんだって」

「だれ? 女? ついに俺の眠れる獣という名のモテキが……」

「委員長、性別、男」

「申し訳ありませんでした! すべて谷崎の不徳がいたすところで、わたくしめはいっさいがっさい関係ありま」

「なに、お前らなんか悪いことしたの? 不純異性交友だったらいまここで地獄の断頭台発動するけど」

「ん? いや特になにも……、む、んじゃなんで呼び出されたんだろ」

「知るか。14時に駅前のマックな」

 銀太はそう言い残して自分のクラスに帰っていった。残された俺は、疚しいことがないか、必死に思い出していた。

 不埒な思い出が頭を過り、愕然とした。


 他の部員四人に「今日はクラブでれません」とメールを一斉送信して、ため息をつく。

 なにを咎められるのだろうか。アバンチュールなど皆無なのだが、こないだの佐奈先輩との保健室(字面だけみるとなんだか卑猥)の一件だけは身に覚えがありすぎてヤバイ。


 駅前のマックに集合する俺と銀太と委員長。一人じゃ不安だったので、龍生を誘ったのだが、用事があるとかで断られてしまった。人生はなかなかままならない。

「そういや銀太、『ボクの頭はフライドポテト、あなたも一緒にフルリレロー』って言うと、ポテトが100円になるらしいぜ」

「マジで!? ちょっとやってみるわ」

 カウンターであーでもないこーでもないと悩み続けている銀太の肩を叩いてデタラメを吹き込む。

 二階で席を取ってくれている委員長のところへ、二人分のトレイを持って階段をのぼる。レジで銀太と向き合った可愛いお姉さんはひきつったスマイル(無料)を浮かべていた。

「いえ、そのようなキャンペーンは行っておりません」

「っ……いくじろぉぉぅーう!」

 銀太がうらやましい。太ってるとなんでもギャグにできるから。


「さて」

 お礼を述べ、委員長は暇潰しに見ていた携帯を閉じ、ポケットにしまった。  整った顔立ちをした五組のイケメン野郎こと委員長。一年生にして生徒会の役員に選ばれるくらい優秀な人材らしい。まだ娯楽ら部が発足してまもない頃、監査として警告に来てくれたのも彼だった。

「噂はかねがね聞いている」

「いや、あの、なんといいますか」

 もうやめて! 俺のライフはゼロよ!

「なかなかうまくやってるみたいだね」

「え?」

「諌山さんも保健室登校だけど、確実に学業復帰を果たしてるし、娯楽ら部さまさまって感じだよ。教師のあいだでも、評判いいみたいだよ」

「そ、そうなんですか! ?」

 初耳だが、これはオーグッドニュースというやつだ。谷崎が聞いたら絶対に喜ぶぞ!

「そこで、だ」

 コーラに口をつけてから緊張した面持ちで微かに俯いた。

「俺から個人的な頼みがあるんだ」


 この委員長とやらは俺と同い年の高一で、本来なら敬語の必要ないのだが、どうしても目上な感じがしてしまう。彼のクールさからは、生まれ育った環境のよさを味わうことができる。

 立ち振舞いには気品を感じるし、きっと良いところの坊っちゃんに違いない。無鉄砲とはほど遠い落ち着いた雰囲気だ。

「俺の兄弟がクラスで浮いてないか心配なんだ」

「は?」

「頼む」

 だからこそ、そんな彼が俺に頭を下げるなんて思わなかった さらさらの黒髪を暖簾のように垂らしている。

「娯楽ら部で様子見て来てくれないだろうか」

「……え?」

 どゆこと。様子を見る? そのまま不気味に笑って爆発しろってか。いやだよそんなん。

「あの」

「やってくれるか!?」

 下げた頭をガバッと上げる委員長。

「いや、ちがくて」

「そうか……」

「確認なんですけど」

「なんだ? なんでも訊いてくれ」

「そのご兄弟は羽路高校の人なんですか?」

「ああ」

 さすがに他校の生徒の世話なんて出来るわけがないし、ましてや、委員長の兄弟ということは歳上。そんな人の相手なんて御免だ。

 それでもこの人と縁者というだけで、美形が確約されているのが腹立つ。身長を五センチくらいわけてほしい。

 委員長は身内の恥を隠すように声をひそめて続けた。

「少し、変わったやつでな」

「性格に難あり、ってことですか?」

 鼻で息をはく。

「ああ。その、……オカルトマニアなんだ」

 そりゃあ手をつけらない。黒魔術とか始められたらどうしようもない。

 後頭部に666とか入れ墨してそうな人とは友達になりたくないし。

「例えば、そうだな。深夜毛布を被ってバルコニーで佇んでるからなにしてんのか訊いたことがある」

「天体観測とかじゃないんですか? 」

 ベルトにラジオぶら下げて、見えないもの見ようとしてたとかじゃないの?

「いや、UFOを探しているのだと」

 なるほどね!

「色々とあれな感じですね。でもほら小さい頃の微笑ましいエピソードじゃないですか」

「それが一ヶ月前の話だ」

「……申し訳ないんですが、別の人にお願いしてくれませんか」

 委員長は深くため息ををついた。

「やっぱりそうなるよな」

 俺だって出来ることなら力になってあげたいけど、愛流とか瑠花が増長しそうで怖いんだもん。

「根は悪いやつじゃないんだ。まあ、すこしオカルトに熱を上げすぎて成績が芳しくないんだけどな」

「まあ、上級生なら進路のことを思い悩む時期ですしね」

「ん?」

 彼は首を軽くかしげ、

「なに言ってる、アイツは一年生だぞ」

 と答えてくれた。

「ん、でも……」

 なくはないか。

 どっちかが三月生まれでもう片方が四月とかだったら。

 兄弟が同じ学年にいるという状況は、話には聞いたことあるけど、実例として目の当たりにするのは初めてだ。

 俺が適当な憶測で一人納得していたのを見やり、委員長は慣れたように訂正を加えた。

「俺たち双子なんだ」

 双子?

 あのミステリー小説だと必ず片方殺されるという伝説の?

「へぇ。スゴいなぁ。一卵性ですか?」

「二卵性だよ。顔立ちはよく似てると言われるが、性格は真逆さ」

「話聞く限りではそうですね。でも何だかんだで地頭は悪くなさそうですが」

「まあ、一応あいつは進学クラス所属だしな」

 進学クラスは1組だ。

「ん」

 ちょっとまてよ。

「……あれ?」

 1組の双子でオカルトマニア???

 とある僕っ娘が、頭に浮かんだがそんなわけないと、頭から追い出す。それにしてもよく似たやつがこの世のなかにはいるもんだ。

「娯楽ら部にも似たようなやついますよ。いきなり宇宙人探しだしたりするんです」

「うわ、それはそうとうスゴいな。奇抜な行動は見てる分には面白いんだが目の前でやられるとまいるよなぁ」

「あぁ、わかってくれますか。ほんと大変なんですよ、あいつの相手」

「わかるわかる。常識が通用しない相手ってのが一番厄介だ」

 俺と委員長二人、顔をつき合せうんうんと頷きあった。

  トレイにセットを乗せた銀太が俺たちのとっておいた席に座る。

 銀太がトレイをテーブルに置くと同時に呟いた。

「委員長。ハッピーセットのおまけだけ天王州財閥の力で買い占めることってできないかな」

 ははは、やっぱりね。


「天王州?」

「ん?」

「委員長、天王州って名字なんですか?」

「そうだが……」

 それがどうした、と言わんばかりに眉間にシワをよせている。

 ああ、間違いないだろう。娯楽ら部のメンバーが一人、天王州愛流の兄弟だ。

 彼女のプロフィールに『双子』と記載してあったが、いまのいままですっかり忘れてたよ。

「委員長は天王州臨海というお坊さんみたいな名前だから名乗るのが恥ずかしいんだ」

 銀太が今さら感まるだしの情報を与えてくれた。親がいかにふざけているか、ということしかわからなかった。

「銀太」

「ん?」

「少し、黙れ」

「……はい」

 叱られたノブナガみたいにしゅんとする銀太をおいてけぼりに委員長と俺は向き合う。

「妹さんは天王州愛流?」

「そうだが、……もしかして知り合いか?」

「はい。というか、すでに娯楽ら部員です」

「なに!?」

 驚愕の事実が明らかになったみたいに、身を乗り出す委員長。

「それは本当か!?」

「ええ、たしか副部長ですよ」

「……よかった」

 心底安心したように息をはいて、委員長は椅子に座りなおった。

「心配してたんだ。昔から人とは違った感性をもつ子だったから、友達いないんじゃないかと。昔は俺が近くにいたからよかったけど、ここ最近は俺がクラス委員と生徒会に所属するようになって、あまり会えなくなってしまってね」

 えーと、再確認すると、委員長と愛流は双子の兄妹関係で、ドラクエでいうとレックスとタバサというわけだ。少しだけシスコンぎみな感じがするけど、話を聞く限りいいお兄ちゃんじゃないか。

「でも娯楽ら部員だったとは、それなら安心してアイツを預けることができるよ」

 白い歯を見せてニコリと俺に笑いかける。女なら惚れてたかもしれない。

 俺が「まあ、あまり気にせずに」と彼に声をかけようとしたときだった。

 ポケットに入れておいた携帯が、着信を知らせるベルを響かせた。

「うるせぇな郁次郎、さっさと出ろよ」

 ポテトを五六本一気につかんだ銀太が不機嫌そうに俺を睨み付ける。

「言われなくてもいま出るよ。ちょっと失礼」

「たくっ、どうせほんとはアラームとかで、いもしない脳内友達と会話するだけだろ」

 誤解を招く発言は慎め銀太!委員長が少し優しい目になってるじゃねぇか。

「谷崎から電話だ」

「ちっ、嘘つくな! 裏組織のボスとかだろ!」

「俺は二重人格者じゃねぇよ」

  銀太との不毛な会話を打ち切って、通話ボタンを押し耳につける。

「もしもし谷崎か。どうした」

『どーしたもこーしたもないわよ郁次郎!』

 開口一番お説教モード爆発だ。

『テスト明け初めての活動だってのに参加しないなんてどういうわけ?』

「俺にもいろいろと事情があるんだよ」

『事情ってなによ』

「かくかくしかじか」

『かくかくしかじかしか言ってないじゃない!わかんないわよ!ツーカー錠飲んだって私たちは言葉で繋がる生き物なんだから!』

「ともかく、俺だって暇じゃないんだから、少しくらい休ませてくれよ」

『今日は夏合宿について話し合おうと思ってたのに。いまからこっちこれないの?』

「夏合宿だぁ!?」

 ぴくりと銀太が反応する。ふふふ、どうやら奴め、単純に女の子と旅行するかも知れない俺がうらやましいのだろう。

 とはいえ、基本的に遠くにいくのが好きではない俺は、あまり乗る気はしないのだけど。

「娯楽ら部のどこに合宿する理由があるんだよ」

『親睦を深めようじゃない』

「ただ単にお前が行きたいだけだろ? 他のやつはどう思ってんだ?」

『みんな賛成よ。なんだったら電話代わる?』

「いや、いいよ別に」

 と言う前にごそごそと携帯が受け渡される音がした。俺の発言は電波になってどこかに消え去ってしまったらしい。

『もしもし郁次郎ですか?』

「その声、瑠花か」

 ハンバーガーにかぶりついたままの姿勢で銀太は動きを止めた。表情がみるみる般若みたいなっていく。人形坂瑠花に惚れている彼は俺が羨ましいのだろう。

『はい。いま旅行先は海か山かでもめてるんですよ。琴音と愛流が海派で私と佐奈ちゃんが山なんです。郁次郎是非とも山に清き一票を』

 奥から愛流と谷崎の「抜け駆けはゆるさない!」という声がしたかと思うと、電話の主がまた交代していた。

『もし、もし』

「もしもし?」

『……』

「? 先輩?」

『……』

「……なんか喋ってくださいよ」

『……あ、うん』

 電話で無言だと怖いよ。

『あの、郁次郎、私は山に行きたい』

「はぁ」

『山に行って、カブトムシをとりたい』

 なにその微笑ましい理由。

 俺の個人的意見を述べさせて頂くなら、海に行って先輩の抜群のプロポーションを拝みたい気がしないでもない。

『山なら溺れる心配もない。だから山に行こう』

「先輩、泳げないんですか?」

『……愛流に代わる』

 質問に答えろよ。


『やぁ。郁次郎』

 いまホットな話題の愛流の声が機械越しに伝わってきた。

「おう。海派なんだって? 意外だな。お前なら山でUMA捜しとかしそうなのに」

『何回か散策してるからね。たまには趣向を変えて海もいいだろ。それに』

 愛流は一瞬無言になってから続けた。

『僕は水着に自信があるんだ』

「……そうなんだ」

『佐奈ちゃんには敵わないけどね』

「そ、そうなんだ」

 健全な男子にそういう話題をふるのはやめてほしい。

『それで、郁次郎、海か山ならどっちがいいんだい?』

「んー、どっちかというと」

 山、蒸し暑いなか大量の蚊に刺されながらカブトムシを探す。

 海、カラッとした陽射しの下、ビーチで女子高生の水着を眺める。

「海かな」

『ふふふ、郁次郎は海ね。なるほどなるほど。それじゃあ、どっちになったかまた連絡するよ』

「おお、んじゃあな愛流」

 耳から携帯を離して通話を切る。

 ツーツーという機械音がむなしく鼓膜を揺すぶった。


「すみません話を遮ってしまって。なんの話してましたっけ」

 俺は携帯をしまいながら、正面の鬼のような顔した委員長と向き合った。

 ん? ……鬼のような???

「下の、名前で呼んでるだね。ずいぶん親しそうに」

「え、なにがですか」

「愛流ってさ」

「あ、あぁ。あのルールなんです。そういう」

 嘘じゃないよ。ほんとだよ。

「なるほどね。それで、なんの電話だったんだ?」

 え、なに?  委員長、どうしたの、いつもの落ち着いた雰囲気が微塵も感じられないけど。

「あ、あの、夏に合宿、いや、旅行行こうって話になって、海にするか、山にするかって」

 も、もしかして可愛い妹が俺に心惹かれてると思って嫉妬してるとかか?勘違い甚だしいぞ!

「海はだめだ」

「え?」

「山にしなさい」

「え?」

 なんだ急にこの人。

「海は海難事故とか怖いから、高校生のうちは山がベストだよ」

「え、そうですか。でも気を付ければべつにどっちでも問題は」

「一番の選択肢は旅行なんかにいかないってのがいいんだけどね」

「あー、山っていいかもですね。澄んだ夏の空気を吸うってのも」

 俺がぐだぐた言いあぐねている隙に、委員長は一回深呼吸してから口を開いた。

「……高校生男女の旅行は反対だ」

「あ、いえ、ま、まちがってもそういうのにはならないと思いますよ」

「愛流なんて眼中にないと」

「そ、そういうわけじゃ」

「はぁ!? もしかして狙ってんのか?」

「ち、違います」

「じゃあ愛流に魅力ないっていいたいのか?」

「いや、だから」

 うわ、この人、妹絡みだとめんどくせ。

「あくまで彼女にたいして感じてるのは友情ですよ」

「そうか。それならいいんだ。ただ一言だけ忠告するなら、部活内恋愛は禁止にした方がいい。とくに娯楽ら部のように生徒間のコミュニティを重視する部活はね」

「あ、はい。肝に命じときます」

 なんか釘刺された感があるが、なんとかこの場を乗りきれたぞ。やれやれ。

「あのさー」

 しばらく黙っていた銀太がストローを唇でもてあましながら呟いた。

「さっきからアイルアイルって、こないだ郁次郎と仲良さげに歩いてた美人?」

「いやだからあれは佐奈先輩だって」

「ああ、そっか。そういやそういってたな。でも自転車を仲良く押してる様子は恋人にしか見えなかったぜ」

「いやあの人坂上りきれないとか言って……はっ!」

 冷たい視線を感じその方に目をやると委員長が親の仇を見付けた復讐者みたいな感じで睨んできていた。

「君は娯楽ら部をなんだとおもってるんだ?」

「え、いや勘違いしてますよ。あのときら龍生もいたし」

「そういうことじゃない。男女の出会いの社交場じゃないんだぞ」

「はい……」

 小一時間説教された。





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