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私の楽しい会社員時代  作者: おもながゆりこ
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最後に

上司のお母様が亡くなり、葬儀に行った時、

焼香の後、写真のお母様ではなく、上司に向かい、手を合わせて拝んでしまいました。

ぱっと目を開けると上司が変な顔をしていたので、そこで慌てて写真のお母様に向き直り、拝み直しました。

ありゃりゃ。




別の葬儀の時、近くで他の家の葬儀があり、間違えてそこに入ってしまい、

焼香の際、写真を見たら違う事に気が付きましたが、ここで帰ったら怪しまれると思い、

自分の番になった時、手を合わせながら

「間違えました、ごめんなさい」

と、心の中で深くお詫びしました。

この件は、会社で長い事、語り草になりました。

おー恥ずかし。




後日談、間違えた葬儀のご遺族の方から手紙が届きました。

「あなたは誰ですか?」

という内容の手紙でした。

法名帳に名前と住所を書いていたので。

他の人はみんな分かったけど、この、おもながゆりこってーのは誰?一体誰?

と、ご遺族が頭を抱えて悩んでいる様子が目に浮かぶようです。

まさか間違えて入りました、と返事を書く訳にも聞かず、放ってしまいました。

ああもう、どこの誰かも何も忘れたけど、ごめんなさーい。

私はただのうっかりさんです〜。





ああ、株式会社○○さん。

こんなおドジな私を雇ってくれて、有難うございました。

心より御礼申し上げます。


追伸、

うちの子どもたちが、良い会社とご縁がありますように。

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