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言われるまで気付かない会社員
忙しく、みんな気が立っていました。
同期「ほんと、猫の手も借りたいわね」
私 「ニャンとか乗り切りましょう」
後輩「ニャンとしても」
先輩「ニャンなら、お茶でも飲みながら」
上司「みんな、ニャンばって」
一同、朗らかに笑うの図。
あまりにも忙しく、みんな苛立っていました。
落ち着かなくては、そう思えば思うほど、みんな苛立っていきました。
そして無神経な男性陣が私たち女子社員に
「ここのダンボール全部潰しておいて」
だの
「○○の保存先、全部Aに変更よろしく」
だの
「あ、俺、おやつ食べようっと」
だの
「お前らも少し休めよ」
などと、平気でのたまってきます。
女子社員の苛立ちは頂点に達し、
「少しは手伝って下さい!」
と声を上げてしまいました。
男性陣はびっくりした顔になり
「はい、はい、かしこ」
と言いながらなんやら手伝い始めました。
その姿を見て女子社員の怒りも少しは治まりましたが。
もう!言うまで気が付かないんだから!ぷんぷん!
ぷんぷんモード全開よ!