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私の楽しい会社員時代  作者: おもながゆりこ
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家元に育てられた会社員

新入社員でお茶の家元に育てられた女性がいました。

彼女の電話対応があまりに丁寧過ぎて、かえって問題になりました。

「はい、ようございました」

とか

「それは失礼つかまつりました」

など。


江戸時代じゃないんだからさ。



上司が同期に次々に用事を言いつけます。

彼女が座る暇もないくらいに。

そのうちぷりぷり怒り出してこう言いました。


「飲まず食わずで働けってか?」


そうなのかもね(;;)




冗談を言って大笑いしていたら、耳まで真っ赤になりました。

同期が言います。

「耳が赤いのは、おしゃれ?」

「そう、おしゃれよ」


我が社は今日も平和です。



同期と美容室へ行きました。

冗談を言って大笑いしていたら、美容師さんが後ろから両手で私の口に指を入れて横に引きました。

えっ?わざと?と思ったら

「すみません!髪の毛を後ろに引こうとしてお口に手が入ってしまいました」

と、謝ってくれました。

同期が言います。

「おもながさん、大きな口を開けて笑っているから」

と言われちまいました。


悪かったわね!ぷんぷん!


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