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絶対に踏まれない場所
上司のお子さんが二人、会社に来ていました。
会社の庭でむしった草を土の中に埋めたり、水を撒いたりして遊んでいます。
六歳の長女ちゃんが言いました。
「埋めたの、誰かに踏まれたくない」
四歳の次女ちゃんが言いました。
「絶対に踏まれない場所があるよ」
長女ちゃんが聞きます。
「どこ?」
次女ちゃんがすぐ近くの地面を足で踏みながら答えます。
「ここ」
長女ちゃんは、踏んでいる妹の足をただ黙って見ています。
…踏んでいるじゃん!
上司のお子さんが二人、会社に来ていました。
会社の庭でむしった草を土の中に埋めたり、水を撒いたりして遊んでいます。
六歳の長女ちゃんが言いました。
「埋めたの、誰かに踏まれたくない」
四歳の次女ちゃんが言いました。
「絶対に踏まれない場所があるよ」
長女ちゃんが聞きます。
「どこ?」
次女ちゃんがすぐ近くの地面を足で踏みながら答えます。
「ここ」
長女ちゃんは、踏んでいる妹の足をただ黙って見ています。
…踏んでいるじゃん!
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