4話 スキルを選択しよう。
ポイズンスネークに進化した主人公、謎のスキル選択というものを実行しようとしていた。
毒使いのLvが一定になったので、スキルを選択できます。
スキルを選択できます。
状態異常耐性
精神汚染
石化
拘束
ウイルス生成
毒生成
精神汚染とウイルス生成は倫理的にアウトだな。
状態異常耐性は欲しいなぁ。
ポイズンスネークって言ってるくらいだし毒生成も欲しいなぁ。
まあいいや悩んででも仕方ないこれに決めた。
「状態異常耐性と毒生成を選択」
状態異常耐性と毒生成を会得しました。
状態異常耐性Lv1、毒生成Lv1を会得しました。
毒物耐性と状態異常耐性を合成しました。
状態異常耐性がLv5になりました。
状態異常耐性のレベルが一定の数値になったので
新たなスキルを会得しました。
状態異常無効Lv1を会得しました。
状態異常無効か毒耐性が進化した? いや状態異常耐性が進化したと言うべきか。
そんなことを考えている時だった。
「クゥーン」
さっきの犬が立ってる。
「大丈夫か?」
あっ犬の言語はまだ知らないんだけど。
「ワンワン」
ダメだーわかんねぇ。
「クゥーン、ワンワン」
……早くレベル上がってくれよ
「ワンワン、ワンワン、キャンキャン」
一定の期間言語を聞いた為言語理解が上がりました。
言語理解Lv3を会得しました。
一定の期間言語を聞いた為言語能力が上がりました。
言語能力Lv3を会得しました。
「助けてくれてありがとう、お姉さん」
おっ犬の言ってることがわかるようになった。
「どういたしまして」
いやぁ……色々あったけど人助け? 犬助けはやっぱりいいもんだなぁ。
って……ん? お姉さん?
今お姉さんって言った?
「え? お姉さん?」
「うん、お姉さん」
犬は不思議そうな顔しながら答えた。
そうか〜……俺、メスなんだ。
……いや、人じゃない時点でハーレムとか諦めてたけどさ生物学的にもハーレムできないじゃん。
いやせめて男にして欲しかったなぁ。
とか考えてたら犬が近寄ってきた。
「お礼がしたいなぁ」
犬は上目遣いでこちらを見ている。
「お礼って言っても蛇と犬じゃ」
「クゥーン」
「可愛い声出すな」
全く俺は前世から動物に弱いんだよ。
……そんな目で見られたら……見られたら。
「……はぁ、わかったよ、じゃあ何をしてくれるの?」
「お手伝い」
「え? なんの?」
「お腹減ってるでしょ、僕鼻効くから」
確かに……餌の場所がわかるのはありがたいけど。
「お願い」
てかガッツリ仲間になるつもりだなこいつ。
とはいえ1人で行動するより何かとメリットも多いか。
「わかった。じゃあこれからよろしくね」
「やったー」
今日この日から蛇と犬の不思議なコンビが出来た。
「そこの木の裏」
犬が木の裏を指す。
「火炎」
ボォー
魔法も使いこなせて来た、火炎魔法と水流魔法は練習の末Lvが3まで上がった。
破壊魔法に関しては使っても使っても何も起きないのでひとまず保留にしている。
「結構狩りましたね」
犬は先程燃やした蜘蛛を咥えながらこっちに来る。
いや! 絵面が酷いからやめて!
それに……
「食い物とは言い難いけどな」
今日のメニューを紹介します。
ゴブリンの毒付け
虫の丸焼き
グレーターフィッシュの刺身
エメラルドスパイダーの素焼き
飲み物はエンドココナツ
「なんか、刺身以外は食べていいものなんですか?」
それは俺も思う。
「ま、まぁ取り敢えず、ゴブリンとエメラルドスパイダーは俺が」
「じゃあ刺身と虫は僕が」
「「いただきます」」
「ふぉぉぉぉ!! 美味しいですこのお刺身!!身がぷりぷりしてるのにジューシーな味わいで生臭くないです」
犬は当たりを引いたらしい、いやまぁ魚だしそりゃ美味いだろうな。
「う、うんそれは良かったね」
俺はゴブリンを食べながら言った。
やべぇ、エメラルドスパイダーはまだいい、カニと思えばいける。
けどゴブリンはやべぇ、硬ぇし骨多いし何よりまずい
てか人間に形似てるからマジで
「う、おぇぇぇぇええええええ」
「大丈夫ですか?」
本来食べるものではないものを食べたので雑食を会得
雑食Lv1
何こいつ! すげぇ腹立つ!
別に俺は喰いたくて食ってんじゃねぇよ。
「おぇ」
「こ、これどうぞ」
犬は俺が死にかけているのを見て同情してくれたのか刺身を差し出してくれた。
「ありがとう」
パクリ
あまーい、この刺身やばぁ食感も去ることながらあまーい川魚とは思えん。
俺達はその後ゆっくりとご飯を満喫した。
現在のステータス
ポイズンスネークLv2
言語理解Lv3、言語能力Lv3、状態異常耐性Lv5
状態異常無効Lv1毒無効Lv3、毒使いLv5、毒生成Lv1
鑑定Lv1、輸送Lv1、隠蔽Lv2、探索阻害Lv1、雑食Lv1、
回復魔法Lv1、破壊魔法Lv1、火炎魔法Lv3、水流魔法Lv3
ホワイトドックLv1
痛覚耐性Lv3、隠蔽Lv3、分身Lv4、探索Lv2、鑑定Lv3
風魔法Lv4、光魔法Lv1