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転生先は蛇さんでした。  作者: 時雨並木
下克上編
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2話 初めての出会い

前回、蛇に転生したこととデカい蛇がMotherだったことを理解した蛇(主人公)はMotherに1週間後から勝手に生きろとの通達があった為、Lv上げを決意するのだった。



「あ〜……あ〜俺は蛇だ。俺は蛇だ」

「よし言語能力Lv1ってのでやっと話せるようになった」


そういえばスキルって攻撃できるものとかないの?

それとも最初からなんもなし?

え? 何? 言葉だけで相手を倒せと?

どんなくそざこメンタルなやつを倒すんだよ! マンボウか!

とか思ってたら変な洞窟に辿り着いてしまった。


生活感はないが奥行も無い様子だ、しかも異臭が立ちこめている。

ダンジョン? とは違うか、少し血なまぐさい感じもするし誰かの巣穴の可能性が高いなぁ。

定番なのはゴブリンとかだよね。

まぁここは様子見、取り敢えず弱そうなの探して狩る。

何より腹減ったし。

なんか魔法とか無いのかなぁ?水の魔法とか使ってみたいんだけど。


仕方ないステータスオープンして確認してみるか。

うーん、やっぱり言語能力Lv1と言語理解Lv1しか書いてないなぁ。

謎は深まる一方だなぁ

ん? これはなんだろ?

1番下に何か書いてる。


神に出会った者/神を救った者


なんだこの凄い名称は、神を助けた記憶はないぞ。

まぁ……いっかまずはレベル上げだ。

そう考えて俺は洞窟から離れていった。


取り敢えず近くに弱そうなのは、

デカいネズミ、デカい犬、デカい猿、うん無理

フィジカルであれに勝てと? むしろこっちが餌だろこれ。

いやこれキツない? マジであの母蛇許さん。



結局どれも倒せそうになかったので……洞窟まで戻ってきました!

いやさ、ここで誰かが住んでるなら罠とか張って待ち伏せればいいじゃんね? ってね! これが人間様の戦い方よ。

そんなことを考えていると洞窟の中に何かがいることに気がついた。


うーんおぉ? あれは弱ってる犬じゃん!

いやラッキーすぎる。

経験値を上げて早く強くなりたいからあの犬をサクッと殺しちゃって……。

犬は酷く衰弱した様子で傷も見える、周りには血が流れていて息も微かだ。

……俺まだヒールは使えないんだ、せめて薬草とかがあればなぁ。


「って! 待て俺、こいつは獲物だ。食べることで糧に……」

「クゥーン」


はぁ、本当は助ける必要なんてないはずなんだけどな。


「そこにいろよ」


しかしあの傷、動物に付けられた物ではないな。

恐らくは……

まぁ……助けたいと思っちまったもんは仕方ない、助けてやるか。


って言って少し移動したが……。

なんか広い草原?に出た。

俺薬草どれかわかんねぇよ

仕方ねぇ取り敢えず食う。

パク


「う、うぁぁぁ!!」


体が痛い、焼ける感じだ。毒があったのか?……まずいこのままだと。

まだ、まだあの犬も助けてないぞ俺!!


「こんな、こんなことで死んでたまるか」


序盤も序盤だそ! なんもできてねぇっての!

意識が遠のく……やば、これはホントに……。


ピー、毒物免疫の向上

毒物耐性Lv1を会得しました。

また、薬草を鑑定しようとした為鑑定が向上、

鑑定Lv1を会得しました。


はぁはぁ、良かった死んでない。

さすがにこんな序盤から死なないよね、異世界ハードモードすぎるよね。

そう言えば鑑定が何とか言ってたな、

じゃあここはスキル鑑定


毒毒毒毒毒薬薬毒毒毒薬薬薬薬毒毒毒薬薬薬薬


雑過ぎひん?

まぁいいや薬なら食えばいいし。

パクリ

おっ痛みが引いてきた。

他にも何個かあるみたいだし色々持っていこう。


輸送能力が向上、

輸送Lv1を会得しました。


俺は飛行機か? 何かか?


「おーい薬草持って来たぞー」


俺は先程まで犬がいた辺りを見渡した。

犬が見当たらない。

あれ? なんで?


「キィィィ」

「ギギ、ギギ」


なんだこの不快な音は

俺は少しずつ慎重に前に進む。

そこには緑色の肌をした小さな生物とさっきの犬がいた。


犬が襲われてる!

あれはゴブリンってやつか?

装備は剣持ちが2人と槍持ちが1人、

鑑定、ゴブリン、ゴブリン、ゴブリン

そりゃ知ってるよ!!

なんか相手のLvとか見れないのか?

……あぁLv1だから見えないのか。

こうなったら酷い方法だけどこれで撃退するしかねぇ!

毒草を食べる。


ムシャムシャ


口の中は痺れるが、今は仕方ない!


毒物耐性がLv2になりました。


よしよしこれは嬉しい。

痛みも少なくなってきた。

ムシャムシャ


毒物耐性がLv3になりました。


さてとこれくらいか、

毒草を口で液体状にして

秘技、毒草霧

ブー

いやぁ……これが漫画なら主人公とは思えない酷いが 方法だが……まぁ仕方ない。

体力が上がる薬草もあるし、最悪犬にかかったら

まぁうんそん時は……ごめんね。


よし、効いてるな

もう1回。


ムシャムシャ、ムシャムシャ、ムシャムシャ


毒物耐性がLv4になりました。


ブー


「ギギ、ギィィィ」


不意打ちの奇襲と毒の攻撃により

鬼畜を会得しました。


おい! 人聞き悪いな!


鬼畜により相手の探索阻害、隠蔽を会得しました。

探索阻害Lv1

隠蔽Lv1


よし、探索阻害ははっきり言って微妙だけど隠蔽はいい、これでこれからが楽に。


「キィィィ、キィィィ」

「いつの間に?」


槍持ちのゴブリンが回り込んで来てたのか……探索阻害使っとけば良かったわ。


毒草霧、ブー


まさか気付かれてたとは。


「ギィィィ」


とりあえず目潰しをしたはいいがこれからどうする、先程まで犬をいじめていたやつも俺に向かってきてるし。

これからどうする? 俺?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] スキルのレベル上がるの楽すぎない? これが主人公のチートなら分かるけどデフォルトでこれなら 流石にね、、、
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