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しるし

作者: TIXXI

「まずこれを見てくれ」

 「・・・」

「この記号。お前と同じ手口だ。この犯人の行き先が知りたい。」

 「・・・俺でなくても分かる。」

「?」

 「はじめは見つける側で良かった。でも日に日に発見は減っていった。そしてある時気づいたんだ。無いならば、作ってしまえばいい。頭の中に彼はいるのさ。自分を表に出してほしくてずっと囁いてくる。」

「何が言いたい?」 

 「そこに気づけば止められない・・・。俺も、そいつも、そして・・・」

「・・・」

 「・・・お前も・・・。」

「・・・何だと・・・」

 「フッ・・・フハッ・・・ハハハハハハハハハハハハハハ!!」


(警部、もう危険です!退避を!!)

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