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第9話 領都への旅 2

 盗賊との戦いから一晩が経ち、焚き火のそばで眠っていたところをエウリュカさんのラッパの音に起こされた。

 エウリュカさん曰く、眠っていても敵が近付けば自然と目が覚めるとのことだったので、交代で見張りをするようなことはなかった。


 空が白んでいる。恐らく今は朝の4時くらいだろうか。

 あ、馬がこっちに走ってきてる。何回見てもあの馬には慣れないなぁ...。


「おはようございます」


「おはよう。よく眠れたか?」


「眠れたんですが、ずっと森にいたのでどうにも近くに木がないのが慣れないですね」


「急に環境が変わったんだ。そればかりは慣れるしかないだろうな」


「それで今日はどうするんですか?あの人たちのこともありますが」


「うむ、それについてなんだがな。馬を使えば昼までにクコの町に着くが、あいつらがいるからな。流石に軍馬でもあの人数をまとめて運ぶことはできん」


「流石にそうですよね...。どうしましょうか」


「そこで、だ。賊の監視を頼みたい。お前ほどの戦闘力があればあの程度は暴れても問題ないだろう」


「えっ」


「あのゴブリンロードを弓の一撃で屠ったんだ。実力は信用している」


「いや、あの」


「では、私は行く。何、町まで軍馬で半日だ。馬車でも1日あればここまで戻れる。

 明日の夜には馬車を連れて戻ってくるから一晩だけ頼む」


 そう言うとエウリュカさんは軍馬に鞭を入れて走り出した。

 いや、筋骨隆々の男20人が暴れ出したら普通に無理ですが...?


「どうしよう...」


 しばらく去っていくエウリュカさんを眺めて途方に暮れていたが、軍馬の足が速すぎて20分も経たずエウリュカさんが水平線の向こう側に消えた。

 やっぱあれ、魔物じゃないかなぁ。


 火を絶やさないように枝をくべながらそういえば今日の食料どうしよう、と思っていたら盗賊の方から声が聞こえてきた。

私生活の都合でだいぶ間隔が開いてしまいました...。

ゴールは見えてませんが執筆自体はすごく楽しいので、エタることはないと思います。

そこは安心して頂きたく...。

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