神に愛されるもの
まだ他のが完結していないのに新たに作ってしまいました。※自己満で作っています。
一度は思ったことがあるだろうか
魔法が使えたらなと、、、
そして一度はファンタジーの世界に行ってみたいと
そう、私は憧れた。小さい頃、魔法少女のアニメで華麗に使う魔法に、、、
すこし大きくなりファンタジーのゲームに出会い魔法や剣の世界、多種族の者が住んでいる世界を見てみたいと
だが、それは空想で夢の世界だと理解していた。
それがこのように現実になるとは思ってもみなかった。
今、現状を把握するのに精一杯な私は何故か雲の上にいます。
「あの~、、、何でこんな所にいるのでしょうか?」
前に座っている3人をチラッと見て私は唖然とした。
その三人の姿がコスプレには見えず少し頭の整理がしたい。
1人は黄金の羊角、漆黒の翼に褐色の肌、黄金の目をした美しい銀髪をした女性。
1人は透き通った肌に純白の翼、エメラルドのよう目をし黄金の髪をした女性
1人は以上に白い肌にフェアリーのような羽、鮮やかなピンク色をした瞳に艶のある緑の髪をした女性
みな眩しいほど美しく息をのむ。
「違う世界でのあなたは亡くなったわ。」
白い翼の女性にそう言われた。
そう言われなるほどなと少し納得した。
いわゆるブラック企業に勤めていた私は今年で三十路を迎えた。
休みはなく、毎日終電、そのまま泊まりも当たり前だった。
「よくあんなに働けたわね。」
関心するように黒い翼の人が言った。
「まぁ、仕事ぐらいしかすることないですから、。」
そう言って3人を見る。
「ここに連れてきた理由はただの気まぐれ。あなたならきっと面白い事になりそうだもの。産まれなおさせてあげる。私たちの世界で。」
フェアリーの羽をした人が言った。
「わたし達の加護を授けるわ。今度は自由に遊びなさい。」
黒い翼の人がそう言った。
「自分の信じたものを突き通しなさい。あ、困っている人がいたら助けてあげるのよ。」
白い翼の人がそう言った。
「どんな種族とも分かり合えるわ。素敵な人生にしてね。」
フェアリーの羽の人がそう言った。
そして私の意識はするすると薄れていく。
「がんばりま、、す、、、。神様の、、名前は、、、?」
意識が途切れてゆく中、私はそう言った。
「いずれ分かる。」
「あなたに平和の女神の加護を」
「人生を謳歌しなさい。」
私はその声を聞きながら意識を飛ばした。
そして彼女が産まれた日、大地に癒しの雨が降り注いだ。
病に伏せていたものは病が治り、怪我をしていたものは傷が癒え、愛する人に愛を囁き、彼女が産まれた日は世界中が幸せに包まれた。
そして産まれた彼女に皆が息をのんだ。
ピンクのかかった銀髪にエメラルドのような瞳の赤子
そして現れた3人の女神。
その場にいるものはひざまづき祈りを捧げる。
「この赤子は我らに愛されし子。」
「我らの加護を持つ子」
「人の子よ、この赤子を頼むぞ。」
そう言って3人はふわっと姿を消す。
そうして赤子はエラ・アメリア・ドレッセル。美しい妖精のような女性、神の御業、愛される者として名付けられた。
前世の記憶、天界での記憶を思い出すまで3年過ぎるのであった。。