第70話 ダンジョンみっけ!
ガラガラガラガラ
ソウヤたちは、馬車に乗りバンデースから東側の方にあるカルルラという街を目指している。
「いやぁ、これで邪魔者がいなくなるな。」
「みんなありがとうね。これで心置きなく旅が楽しめるよ。」
そこからガヤガヤと喋りながら、カルルラに向かった。
しばらく経った頃ソウヤが外を向いていると、山と山の間にニョキッと生えた人工物を見つけた。
「なぁなぁ、あれってダンジョン?」
「ダンジョンですね。結構有名な方のダンジョンですよ。あそこの頂上までいけたら、行く先々で讃えられますよ。」
エルンの話を聞きながらニヤニヤしながらソウヤはダンジョンの方を向いていた。
「なるほど、それだけ強い奴がいるのか…」
「まさかと思うけど、行くとか言わないよね?」
ヴィルナちゃんは、恐る恐るソウヤに聞いた。
「行きますよ!あのダンジョンの頂上まで!よし、決定!進路変更!あのダンジョンにすすめぇ!」
「やっぱりぃぃぃぃいい」
ソウヤがそういうと、機馬がすごい勢いでダンジョンの方へと走り始めた。
ダンジョンの下は、簡易的な建物が多く並んでいた。武器や防具、魔石などを売っているところもある。
「なるほどね、近くで見るとそこそこでかく感じるな。」
(このダンジョンは全部で35層になっており、5.10.15.20.25.30層には中ボスがいるらしいです。35層のラスボスに挑んで勝てた人はいないらしいです。)
(ありがとうなアスト。)
なるほどねそこそこ強い魔獣がいるんだな。ソウヤたちがダンジョンを見ていると、後ろから見た目がごっつい男に押された。
「おっと…、」
「チッ、邪魔なんだよ。雑魚が。」
ごっつい男のパーティの1人に睨まれた。
(なんだろ、あの背中に背負ってる武器、なんかダサ。)
そんな事をソウヤが思っていると、周りがざわつき始めた。
「おい、見てみろよ。あれ、この間34層まで到達したパーティだぞ。」
「あそこの平均ランクは、Aらしいぞ。しかも、リーダーSランクらしいぞ。」
「まじかよ、あいつらあんなのに絡まれてかわいそうに。」
しかし、ここにそんなこと関係なしで口を開けた人がいた。
「なんだろうねあの背中に背負ってる武器、弱そーー。」
エゲツない事をさらりと言ったヴィルナちゃん。そのセリフを聞いてしまったのか、先程のパーティが鬼の形相でこちらに向かってくる。
「ふふ、そ、そんなこと言ったら、ふふ、ふふふ、ダメじゃぞ…。」
ヴィルナちゃんのエゲツない発言がよほどツボったのか、リアンが笑いながらヴィルナちゃんに突っ込んでいた。
「いやいや、ヴィルナちゃんそんなこと言っちゃダメだし。リアンも笑っちゃダメでしょ、あんな弱そうな武器でも34層まで行ってるらしいんですよ。」
エルンのカバーになっていない発言を聞いて、男のパーティの人たちは怒りマックスで近づいてくる。
「うんだぁこのクソ女ども。ぶっ飛ばしてくれるは!」
リーダー格だと思われる男がヴィルナちゃんに向かい殴りかかってくる。がしかし、男の腕はヴィルナちゃんにあたることはなかった。間にソウヤが入り込み、男の拳を止めていた。
ソウヤはニコニコしながら、
「いやぁ、うちのメンバーが失礼しました。ですが、手を出すようでしたらこちらも手加減せずに反撃に出ますが、よろしいですかね?」
謎の迫力を帯びたソウヤの言葉に男たちのパーティは後ずさり、「チッ、しけちまったぜ。」とか言い残し、ダンジョンの中へと入って行った。
すると、周りがまたざわめき始めた。
「なんだあいつ、あいつの拳を受け止めやがったぞ。」
「ただものじゃねぇぞ。もしかしたら頂上まで行くんじゃねぇのか?」
ソウヤは、上をぼーっと上を向いているのを見て、不思議に思ったヴィルナちゃんが声をかけた。
「何してるの?ソウヤ?上なんかぼーっとみて」
ヴィルナの声でハッと我に帰り、
「あっ、いや少し最層部のあのラスボスかなり強そうだなぁと思って。」
「え、何?何がみてたの?」
「まぁ、そんなことより、みんな早く入ろうぜ!」
「待ってよ、教えてよ!」
ソウヤたちは、ダンジョンの門を開けた。
イェータで〜す。
なんかソウヤたち面白そうなダンジョンに入ったね!あのダンジョン実は、前の勇者しか最上部までたどり着いてないんだよね!楽しみだね!
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