第68話 イケメンかよ
ソウヤたちは、カルテリアに到着した。街の中を歩きながら周りを見渡していた。
カルテリアは、ドリニカと同じような雰囲気だった。クズな奴が治めてる割には街の人も笑顔で、苦しい生活をしているように見えなかった。
「ここに最後に来たのって大分前だった気がするけど、ソウヤに初めて会う1日前だった気がする。」
「あ、あれってカルテリアから帰る途中だったんだ。」
懐かしいな。そういえば、あの王国騎士えっと、誰だっけえー、あ!オスカルさんだ。あの人も今元気かね。
「ここが、ダマカル家の館です。いつ来ても悪寒がします。」
ヴィルナちゃんは腕をさすりながら汚いものを見る目で館を見ていた。
「まぁ、そんな目で見てやるなよ。今日は出来るだけ話し合いで解決しようと思ってるから。あちらの意思次第だけどな。」
ソウヤは、ごめんくださーいと大きな声で叫ぶと執事らしき人がこっちに来た。
「どなたでしょうか。」
白髪に白い髭を生やしており身長は180センチは超えてる。体は細く見えるが、かなりのやり手だろう。修行も何もしてない俺だが神の眼ごしならわかる。ヴィルナちゃんとエルンでは、勝てないだろうな。
「あぁ、お宅のアステリアさんに用があって来ました。」
「わかりました。少々お待ちください。」
執事の人は館の中に入った。それを見て、ソウヤは口を開いた。
「リアン、もし戦うことになったらヴィルナちゃんとエルンを守っててくれ。」
「わかった。」
ヴィルナちゃんとエルンは、え?という顔をしており、何が何だかわかっていないらしい。
「どうぞお入りください。アステリア様がお待ちしております。」
執事の後をついて館の中に入った。中はいたって普通の館。普通といってもお高そうなツボや絵画が飾っており廊下などは魔石で明かりを灯してる。
「こちらでアステリア様がお待ちです。」
ガチャっという音を出し扉が開けられると中には長髪のイケメンがソファーに腰掛けていた。目が開いてるか開いてないかわからないくらいの細目だわ。
「やぁ、はじめまして。私の名前はアステリア=ダマカル。この街を治めてるものだ。そして、将来そこにいる、ヴィルナの夫になるものだ。君は?」
「……クロイソウヤだ。冒険者をやっている。」
「リアン=シベリカじゃ。」
「エルン=シャンデルです。」
ほうほう、とアステリアは頷き、ニコッと笑い
「まぁ、座ってくれ。」
性格ブスのイケメンか。ウゼェな。
(マスター今、鑑定魔法が使用されました。)
(報告ありがとう、アスト。)
ソウヤたちは、ソファーに座るとメイドの人たちが紅茶とクッキーを出してくれた。
「用件は何かな?」
「うちの可愛い仲間にちょっかいを出さないでもらえないかな?」
アステリアの細い目が一瞬開いたがまた戻った。
「なんの話かな?」
「とぼけるな、お前んとこの部隊が俺たちに攻撃を仕掛けて来たぞ。」
アステリアは、深いため息をつき足をクロスさせた。
「なんだ、そんなことまでわかっとったんか。ギルドの力もすごいもんですね。」
「あっさり認めるんだな。で、こちらとしては話し合いで解決したいと思ってるけど、そちらはどうしたいですか?」
アステリアが、指をパチンと鳴らすとギルメリック部隊がソウヤたちを囲うようにして現れた。
「私も話し合いで解決したい。こちらにヴィルナを渡してもらおうか。抵抗するならば、殺す。」
ゲスな笑顔なアステリア。
あーあ、いっちゃったな。
「なるほどね、話し合うつもりないのか。こちらも力でものを言わしてもらおうか。」
アステリアは、立ち上がった。
「抵抗するんだな。やっておけ。ヴィルナだけは生かしとけ。」
そう言い残しアステリアは、部屋から出ていった。それと同時にギルメリック部隊の奴らが襲いかかって来た。
「リアン頼むぞ。」
「了解じゃ。」
リアンはリヴァインブレイクを手に取りヴィルナちゃんとエルンを守れる位置に移動した。
ソウヤに向かい剣を振りかざしてくるやつが3人弓で打ってくるやつが2人、魔法を撃ってくるやつが1人————無駄。
「言葉の加護発動:言霊
———————————失せろ」
ソウヤのその一言で、ギルメリック部隊の全員が吹き飛ばされ壁をぶち破っていった。
「雑魚が。まだ帝国兵の方が骨があったわ。」
さて、アステリアさん。重罪ですよ!
イェータでーす。ね、バカだね、ギルメリック部隊だっけ?ソウヤに勝てるやつ片手で数えれるほどしかいないよ。全くねぇ。
話は変えるけどみこじゃがアクセス数が減った!とか言って嘆いてたよ〜
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