第47話 多スギィ!!
ザッザッザッ ガシャッガシャッ
ドンッドンッ ガタンッガタンッ
さまざまな音を鳴らしながら魔王軍が近づいてくる。距離約1キロ。魔王軍を神の眼でよく見て見る。 オーガやゴブリンなど前の魔王軍とやった時と同じメンツだったが、他にも今まで見たことのない魔獣も確認できる。
街の南側の門のところに冒険者が集まってくる。
「おいおい、なんだよあの数。」
「聞いてねぇぞ。どこの軍隊だよ。」
「勝てる気がしねぇよ…。」
「終わった…」
集まって来た冒険者は、口々にそう呟く。たしかにこちらの合計人数約200人程度。それに対し、魔王軍50000とかやばいのではないかと誰しもが思う。しかし、まだ全く諦めてない奴らがいた。
「50000か、未体験ゾーンだな。いっちょ頑張りますか!」
「お、ソウヤやる気だね!じゃぁ、私も頑張る!」
「主人もヴィルナも戦闘狂じゃな?まぁ、妾も人のこと言えないじゃがな!」
そんな話をしているともう一人、セアンがやってきた。
「やぁ、ソウヤくんたち!また会ったね!俺は今日一度自分の家に帰ろうと思ったんだがね、まさかこんな特大のパーティーが用意されてるとはね、どうだい?どちらが多く倒せるか勝負してみないかい?」
そう今大会でのトップ4は、絶望どころかワクワクしているのである。ソウヤたちは、それぞれの武器を装備した。ソウヤは武装:大和アーマーをセアンは憑神:オルバズルを展開していた。
「じゃぁ、他の皆様は我々が取りこぼした奴らをちゃっちゃっとやっつけてください。じゃ、お願いします。」
ソウヤたちはたった四人で魔王軍へと向かっていった。
「リアン、ヴィルナちゃんは、右側から倒してって行ってくれ!セアンは左側から!俺は中央に突っ込む!」
「わかった!」「了解じゃ!」
「なんでソウヤくんが仕切ってるか分かんないがわかったよ!」
そのままそれぞれの場所にみんな分かれていった。
「行くぞ!ファイヤー!!」
ソウヤはそのまま走っていっていき、装備している主砲、副砲を連続で撃って撃って撃ちまくる。
魔力で構成された全長1.9mの弾が雨のように降ってきて、爆発する。弾に当たった魔獣は、手や足、頭が飛び散る。地面が赤色に染まる。その地獄のような光景が広がっている。
「 #^*^%<~{]{}#^^#?||%*£ !!」
魔王軍の魔獣は、悲痛の叫びをあげる。しかし、魔獣はソウヤにまだ攻撃を仕掛けてくる。
その光景を見て、ソウヤは首を傾げた。
「おかしいな、普通ならこれだけやったら逃げるもんだけどな?」
(マスター、全ての魔獣に思考を制御する魔法がかかっています。そのため、どんな恐怖を見せつけても挑み続けてきます。)
「厄介だなぁ。じゃぁ、全滅するまで撃ち続けてやる!」
街の冒険者たちは、ソウヤたちがもらした魔獣を倒していく。ある冒険者が、ソウヤたちの方を見つめる。魔王軍の軍勢の中央では大爆発、右側では魔獣が吹っ飛ばされており、左側では無数の雷柱が立っている。魔王軍の数は確実に減っていく。
「あいつらの強さって別格だよな。」
そこにいる誰しもが同意した。その冒険者の呟きに誰かが答える。
「確かにな。だが、あいつらに負けてられねぇな!俺たちも!」
「そうだ!負けてられねぇ!やるぞ!」
「「「「おう!!!!!」」」」
ソウヤたちの戦いを見て、負けてられないと街の冒険者たちは、先程より士気が高まりソウヤたちがもらした魔獣を倒していった。
魔王軍との戦いが始まってから2時間近くが経過した。ソウヤたちは、魔獣を倒して倒して倒していった。いつのまにか、四人は集まっていた。
「倒しても倒してもキリがないな。」
ソウヤは、ヴィルナちゃんたちを巻き込んでしまうかもしれないため、大和アーマーを外しレビールで戦っていた。
「そうですね、こんなに多くの魔獣は、骨が折れますね。」
「流石の俺も魔力が足りないかもな。」
「妾もじゃ」
ソウヤはともかく、他の3人は魔力がそろそろ無くなりそうになっていた。なぜか、倒しても倒してもある一定の数から減らない印象を受ける。
「すまない、そろそろ憑神が解けそうだ。悪い、離脱させてもらう。」
セアンの装備が解除され、離脱していった。
「ごめんなさい。私もそろそろ魔力がきれそう。私も離脱する。」
ヴィルナちゃんも離脱していった。
「妾は、まだいけそうじゃぞ。主人よ今夜は期待してるぞ!」
「あぁ、今日ぐらい相手してやろう!」
リアンは、その返事を聞き張り切って魔獣を倒していった。ソウヤは、少し返答を誤ったかなと感じた。
(アスト、なんでこんなに数が減らないんだ?)
(はい、マスター。現在の数は20000です。ここから減ってはいません。この軍の中央より発生していると考えられます。)
(なんですか?それ?)
何で発生しているのかはわからないがその源を潰せば良い。
「リアン!危なくなったら離脱しろ!こいつら、中央から発生しているから、減らない!今からそこを潰してくる!」
「わかった!主人も死なないようにな!」
「じゃぁ、行きますか!」
ソウヤは、レビールをしまい構えた。
多スギィ!!時間がない!進路は決まったが置いてかれないよう勉強しないと。
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