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それなら

作者: 夏来 素麺

パパーっと普段思ってることを詩集っぽくしてみました

ごめんなさい

  誰かが言った

  人は忘れる事で生きていけると

  誰かは言った

  自分には忘れる事ができないと

  私は思った

  それなら忘れる事を忘れた人は

  生きていない事になるのか

  人じゃないとでも言われてしまうのか



  誰かが言った

  死にたいと

  誰かは言った

  死なないでと

  私は思った

  どんなに偉大な人も凡人も

  死ねば全部同じなのに

  生き物はみな等しく死んでしまえば同じなのに

  それなら死にたいと懇願している人物は

  それを叶えたらいいのに

  本人もなんだかんだ言って実行せず

  周りも何故

  わざわざ引き止めるような事を言うのか


  誰かが言った

  自分は億万長者になって永遠に生き続けると

  誰かは言った

  自分は七〇くらいで普通に死ねればいいと

  私は思った

  生きているからといって金を持った所で

  贅沢をした所で

  死んでしまえば何もかも無意味なのに

  それなら金を集めたがるその人物の人生は

  最も無意味なのではないか


  私は言った

  生きているとは何なのか

  生きている意味など誰にもないのではないか

  ならば何故生きているのか

  しかしだからと言って死を望んでいる訳でもない

  私は思った

  それなら

  死ぬ理由もないなら

  生きる理由もないけれど

  どうせなら生き続けてみよう

  何をしたって最終的には同じだけれど

  ちょっとばかし

  足掻(あが)いてみよう

  (いき)がってみよう



     なんてね。

なんか本当ごめんなさい

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