【特番】お正月
「 」→楓
『 』→悠介
あけましておめでとうごさいます。
「正月ね」
『正月だ』
「この流れ、絶対来ると思ってたわ」
『俺もだ。ある意味、期待を裏切らなかったな』
「あんた、正月といえば何?」
『そうだな、御年玉とか・・・』
「そう、御年玉」
『なんだその手は』
「御年玉を頂戴」
『あげるわけねーだろ』
「寄越しなさい」
『なんでさっきより態度悪くなってんだ?』
「くれないの?」
『何処の国に同級生に御年玉あげる奴がいるんだよ』
「そう言うと思って、さっきあんたのサイフから3000円ほど抜いといたわ」
『お前・・・、新年早々犯罪犯してんじゃねーよ。てか、3000円「ほど」ってなんだ?』
「+10000円くらい?」
『・・・俺の全財産じゃねーか!』
「サイフに全財産放り込んどくのが悪いのよ」
『サイフから抜く方がよっぽど悪いだろ』
「まぁ、冗談は置いといて正月といえば初詣もあるんだけど、あんた行った?」
『行ってないな。神社まで足運ぶのがめんどくせー』
「インドア派の典型的な例ね。私も行ってないけど」
『行っても寒いだけで、ぶっちゃけ特すること無いしな。賽銭で金とられるし』
「家でテレビでも観てるほうが充実してるのよね」
『テレビっつったら、お前は毎年箱根駅伝観てんの?』
「観てないけど」
『陸上部なのにか?』
「私は短距離だから。正月はお笑い番組ばっか観てるわ」
『俺、あんま有名じゃないけどメ○プル超合金っていう2人組が好きなんだ。お前は?』
「そうね。N○N STYLEとか?」
『おい、それ隠せてねーぞ』
「じゃあ、○?」
『1文字の芸人を出すな。なんか別の意味に捉えられるだろ』
「別の意味と言ったら」
『よくそんな話を派生させられるな』
「私、今着物着てるじゃない?」
『お前着物着てたのか』
「なんで目の前にいるあんたがわかんないのよ」
『それは・・・、まぁいいや』
「下着着けてないのよね」
『・・・は?』
「下着着けてないのよね」
『2回言わなくてもわかる。そんなカミングアウトされても反応しづらいだろ』
「あんたの視線が、さっきから私の胸元に行ってるのがバレバレなんだけど」
『待て、お前いつからお色気担当みたいな役割になった?』
「見てる事は否定しないのね」
『見ていません。見えません』
「失礼ね」
『なんて言えばいいんだよ』
「まぁ、下着着けてないってのは嘘なんだけど」
『そりゃ残念だ』
「最低」
『お前が言うなよ』
「なんで全裸なの?」
『勘違いされそうな事を言うのはやめろ』
「正月のテンションってすごいわよ」
『お前を見てりゃよくわかる』
「考えてみれば、いつもとボケツッコミが逆転してるわね」
『あぁ、大晦日の時も思ったがあえて言わなかった』
「特別仕様ってところね」
『てかお前、最初と比べて随分性格丸くなったよな』
「私は最初からいい娘だったでしょ」
『いや、ぜんぜ』
「いい娘だったでしょ?」
『昔の楓が戻って来たな』
「このまま行くと、来年辺りにはあんたが女になってるかもしれないわね」
『それはねーだろ。来年まで続くかどうかもわからないし』
「作者、いい?次回から悠介を女の子に」
『やめろ!!!』




