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入学式
人名を考えるのが大変です。
厳重なセキュリティの入場ゲートを通過すると階段を駆け上がり、タワー上部にある体育館まで駆け上がった。
受付で手続きを終わらせると、端末に座席表が転送される。
既にクラス分けが終わっているのだなーと思いつつ、さっと自分のクラスの同級生の名前を確認する。
全国から学生が集まる超能力学園は倍率が厳しいので、当然知り合いが居ない事を確認しつつ、自分の席に座る。
「はじめまして、登手未来です。」
「あ、はじめまして、廿六木舞空です。」
左の席に既に座っていた女の子から挨拶される。
ちなみに今の席順はクラス毎の出席番号順である。
ちらっととなりの女の子を確認する、身長は148cm程度、小柄で色白な女性である…と確認しつつ、女性の身体特徴を確認しすぎるのはマナー違反だと気づいて、意識をそらす。
(いやそこは読者の為にとかいう幻聴が聞こえたが気にしない)
しばし登手さんと雑談していると、入学式の始まりの時間になる。
壇上に一人の学生が現れる。
「はじめまして、生徒会長の登手春香です。」
よく見ると隣の未来さんとにているような…。