ウェルフイストリア

記憶喪失で、組織の人間と馴染めず、聖霊（ウェルフ）からも目の敵にされる少年バサロ。
彼は、自分が得体の知れない少女に殺される夢を何度も見続けている。
夢の真実も、自分の正体もわからない不安から、バサロは誰も信じないスレた性格の持ち主となっていた。
そんな彼の生活は、幼馴染みの部隊が壊滅したことをきっかけに大きく変わり始める。
現れた未知の聖霊機械＝夢に出てきた少女――
洪水の街ラウティスで少年と少女が出逢うとき、聖霊の歴史を揺るがす事件が幕を開ける。