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短編:詩&エッセイ

隣にいない。

作者: 尖角




一人で寝るのが、こんなに寂しいものだとは思わなかった。




久々に一人で寝た。



隣にお前がいない感覚。


俺はそれを久々に味わった。



寂しい。 悲しい。


そんな一言で終わるものじゃない。


いや、終わらせていいわけがない。


お前という感覚も。 俺等の関係も。





改めて気付かされた。


お前が隣にいて、初めて安心できるんだって。




一人じゃ何にもできない。


一人だと、孤独を感じるだけ。



一人じゃ何にもできない。


一人だと、布団の温もりが俺のだけ。


なんか無性に欲しくなるんだ。 お前が。




なんで、喧嘩しちまったんだろうな。


そう思っても、自分から謝るのがなんか見っともない気がして。






そんな風に考えてるだけ、余計にダサいことはわかってる。



だけど、どう考えたって、俺だけの所為じゃない。




いや、原因は、俺にあるのは確かだけど、家を飛び出したお前にも。








いや・・・。  やっぱ、お前は悪くないか。



俺がそういう風にさせたんだから。  原因を作ったのは・・・。















くっそ。



なんで、お前が隣にいないだけで、俺はこんなにも、



胸がぽっかりと空いちまうんだ。  ただ一言、苦しいよ。













だから、  明日、お前に会いに行こう。




お前の友達の家までお前を迎えに行って、


それで「ごめんな」って、俺から謝ろう。








だって、俺にはお前がいなきゃ駄目だから。























俺にとって、お前という存在は、恋人というだけじゃない。


隣にいて、俺を安心させる存在。 とてもとても大切な人。


俺にとって、お前という存在は、欠けてはならない存在。


お前だから隣にいて欲しい。 他の誰でもない、お前に。


俺にとって、お前という存在は、いて当たり前の存在。


だからこそ、失う可能性があることを忘れてはいけない。




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