好きと言うまで -4
「好き」4話目です。
よろしくお願いいたします。
8/24:本文にサブタイトルが入ってしまいましたので、訂正します。
あれから、ジュード様は本当に少なくとも週1回は顔を見せるようになった。
来る時間は、いつも3の時すぎで一番すいている時間。
常連の人も、最初は魔法騎士の制服で現れるジュード様にギョッとしたようだけど
いつの間にか気にならなくなったらしい。
でも、あれからクリス兄に聞いたけど、ジュード様は王宮の中でもエリート中のエリートらしく
いつも面談の申し込みや仕事が絶え間なくあるそうだ。女性関係も派手だとか。
あの顔に公爵の息子で特級魔法騎士だもんね、もてないほうが変でしょう。
「こんにちは、ベルさん」
「いらっしゃいませ。ジュード様」
「お茶と・・・・今日は何のクッキーですか?」
「今日のクッキーはかぼちゃのビスケットとローズマリーのサブレです」
「美味しそうですね、それでお願いします。」
「少々お待ちくださいね。」
ジュード様は他にお客様がいないときは私と話をする。話題が豊富なジュード様と話をするのは、とても楽しい。
ジュード様は特に私のことを聞きたがる。そんなに笑えるエピソードなんてないんだけど・・・・なんだかいつも楽しそう。
さらに不思議なことに最近ジュード様が来る時間にお客様が来ない。
まぁ、売上げに変わりはないからいいか。
「ジュード様。あの~、クリス兄が・・・・ときどき店でぼやいてます。ジュード様が、時々ふいっといなくなるって・・・」
「王宮に詰めきりだと、息がつまりますからねぇ♪ところでベルさんは、年齢はおいくつですか?」
なんだ、この強引な話の変え方は。やっぱり、黙って出てきてるのか。
「・・・・23歳です。」
「クリスとは4歳違いなのですね。私はちなみに30歳です」
「そうなのですか。ユアン兄様と同じ年齢ですね。お茶のおかわりは、いかがですか?」
「7歳差ですか・・・(ボソ)つれないなぁ。」
今、小声ながら、なにか聞こえた気がする・・・・
「ジュード様、今なにか、おっしゃいませんでしたか?」
「何か聞こえましたか?あ、お茶いただきます」とにっこり微笑むジュード様。
「・・・・気のせいですか?」
「気のせいですよ」・・・気のせいにしておこう。逆らってはいけない気がする。
読了ありがとうございました。
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主人公の商売は現実的には成り立つかどうか疑問ですけれど、
ここは小説。順調ということで。