表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/38

プロローグ

初投稿です。頑張って書いていきますので、よろしくお願いいたします。

ブレドン王国のアイルズバロウ家は優秀な治療術士や魔道士を多数輩出しており、何代か前に国王から貴族の称号を授けようと言われたにも関わらず、それを断った変わり者一族としても有名だった。

「貴族になったら自分の仕事に専念できなくなるので称号はいりません。窮屈です。」

王様から称号を授けよう、と言われたこの先祖は王様相手にこう述べて宮殿から出て行ったそうだ。

 

現在のアイルズバロウ家も高い魔力を持つ一族として知られており、

 当主の弟、レナード・アイルズバロウは名治療術士として治療院を開業し、その息子や孫たち、親族一同も治療士や魔道士、騎士など様々な職業についていた。

 このレナードには孫娘もいて、彼女は男ばかりの孫世代のなかで唯一の女の子だったため、一族からことのほか愛されていた。


 彼女の名前はベル・アイルズバロウ、20歳。特に美人ではないけれど、ゆるくウェーブのかかった黒い髪に藍色の瞳を持つ温厚な性格の持ち主。

 ブレドン王立大学治癒魔術部を通常4年で卒業のところを2年で卒業予定の才媛として有名で、特に癒しの魔力と薬草知識が豊富で将来は治療院で働くもの、と誰もが思っていた。


 ところが、彼女の決断は誰もが驚くものだった。

ベルは学業の傍ら、趣味を生かして希望者にケーキやパンを作って販売もしていた。

 彼女は卒業したら副業を本業としてやっていくと決めたのだ。

周囲の人間は「もったいない」とか色々言っていたが、一族の反応は驚いたものの「そういう道もいいんじゃない?」とあっさりしたものだった。

 そればかりか、彼女の進路を一族で応援し世間の人たちは「やっぱりあの一族は変わっている」と噂した。


読了ありがとうございました。

誤字脱字、言葉使いの間違いなどがありましたら、お知らせください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ