その2〈いきなり学園もの!?〉
いきなり学園ものって、、、、
なんかエッチだね//////
〜時は1ヶ月前に遡る〜
俺の名前は、臨場 修羅場!
おっっと!まて、言いたいことは分かる、
何だよ臨場って!
何に臨むんだよッ!
てか修羅場て何だよ!ふざけんなよッ!
この名前のせいで少学生の時『やーいリアルカオス』ってばかにされたんだぞ!
といつも通りの不満を心の中でついていると、その不満の大元から声をかけられる。
『おい、カオス!!てぇめぇ〜儂の作った飯を前になぁにボケっとしとるか!!』
カチンと来た、
『なぁ〜にぃが美味しい飯だう◯こ製造機、
てめぇの飯は味付けが甘すぎるんじゃ』
『言ったな、、、』
2人の視線が交差し、当たりに剣呑な雰囲気
が漂う。
カオスがジジイの鼻めがけてフックをかけようしたときー
『やめなさい!』
幼い声が響く、振り向けば仁王立ちで佇む幼女
『全く、バカカオス、おいぼれ老害の世話は手が焼けるわっ』
と傲慢な態度で幼女は言う。
それにジジイは
『ごめーんあかねちゃんそんなおいぼれでも嫌いにならないでぇねー(^。^)(ハグ待ち)』
と顔文字が浮かびそうな言葉を連発、思わず鳥肌がたつ。
『親父、キモい』
『ふん、あかねちゃんのまえではキモくもなるわい』
と小声で告げてくる。
事実俺とて茜には頭が上がらない。
ここ、臨場家は三家が一、霊能一家の末裔である。代々臨場感では親から子に霊能が儀式を経て譲渡され、霊能を授かった者は厳しい修行をへたのち、一家の主として支えなければならない。
当然兄貴である俺がその役目を担うことになると思っていた。
勘違いしないでほしいが、俺はお役目なんてごめんだと思っていた。さして夢があるわけでもないが、そんな崖みてぇな道、望んで進もうなんて誰でもおもわねぇはずだ。
茜には夢があった、いや今もある。当然俺もそれは知っていたし、だからこそ『まっ、俺が継ぐしかないか』と、半端覚悟を決めていた。
しかしー
結論から言おう、俺の器が霊能を受け付けなかった。何でも『器のストレージが一杯で霊能が入る分がない』との事。(スマホかっての)
その結果、必然的に矛先は2人兄妹である妹に目を向けられた。
妹は抱いていた夢を何でもない様に閉まって
今ここに立っている。
、なんて同情半分の目で茜を見ていたら
『何くだらない事考えてるのよバカカオス
さっさと用意しないと置いていくわよ!』
と叱咤、俺と茜は私立薩魔学園に通っている
表の面は普通の学校だが、裏の面は刈魔師の育成期間である。
俺はそこに苅魔学生として通っている。
茜は霊能適正がズバ抜けて高く、その能力を考慮し、現在は飛び級で高校の刈魔授業を受けている。
『ーちょっと、ちょっと聞いてるの!!』
と茜の声
『あんた、あの能力バレてないないでしょうね』
『ああ..心配すんなって!!多分!!!』
『むー、能力以前にカオスの将来が心配だわ』
ラングレー的呼び方で母性を出してくる茜に思わず苦笑する。
俺が苅間教育を受ける理由には大きく分けて2つある。1つは当たり前だか妹を苅魔師として支える、又は俺が一家の主になる事だ、兄は妹を支えるものだからな!
話が逸れたがもう1つが現在進行系で俺を悩ます原因である。
本来苅魔師というものは幽冥界に降りきらない魂と対話し、幽冥界に送るという案内人の毛が強い仕事だ、基本的には戦闘後には発展しない。(一部例外があるが)
俺の体は魂と反発する様で、俺が触れた魂は消滅してしまう。一見此方の方が効率的に見えるが、魂が消滅する事は、輪廻転生を妨げる事に他ならない。だからこの異能は本来、カオスが墓場まで持って行かないといけない秘密なのだか、
『悪りぃな、無理言って苅魔師目指してっからには必ず形にするから心配すんなって』
『ふん!』
『ふゅー!お熱いですな、お二人さん』
吹けてない指笛を吹きながら間抜け面を向けてくる男が一人
『って無視?
俺ちんの事わすれちた? 俺だよ、俺!
鬼•流 ま•さ•お!?』
この苗字負けしてるウザさ原液100%は鬼流まさお、こんなんでも学園主席だ。
『俺同情してきた、お前って可哀想だな』
『何でぇ!!!』
と頭の良さに全ブッパしたバカは放って置いて、俺は学園の回覧板に貼られているチラシを真剣に見ていた。