～不器用者～

　私は自分でもうんざりする程に、不器用者である。

　この世に生を受け、はたと気づけば、私も、はや五十路。若い頃から、もっと器用に賢く生きろと言われて来たが、それは未だに無理だ。

　何故なら、器用に、賢く、要領良く。なんと言う言葉が私は、ヘドが出るくらいに大嫌いなのだ。

　早い話しが、頑固なのだ。加えて、道理の通らない物言いや、自分の意見を何がなんでも、正当化する人間も大嫌いなのだ。

　しかしそんな私も今は、素敵な作家仲間様に囲まれて、とても有意義な創作活動が送れている。

　全ての作家仲間様に、この場をお借りして、お礼申し上げます。本当にありがとうございます。