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Obscuratus  作者: 山本 馨
生い立ち
2/8

♯2 魔法のある生活

2021/9/28 軽微な修正

俺が再び生を受けてから1年。俺は既に立って歩くこともでき、家中を勝手にうろつけるようになっていた。

言語もそこそこ理解出来るようになり(と言ってもまだ上手く発音できないのだが)、様々なことが理解できるようになった。

最も、それが早いのか遅いのかは俺には分からなかったので、両親には秘密にしている。バレたらバレたでいいだろう、くらいのスタンスだ。


初めて家中をハイハイして回ったとき、この家が相当大きなものだと分かった。木造の2階建てで、地下室や屋根裏部屋なんかもありそうだ。窓から見える景色は一面の麦畑で、民家もチラホラ存在する。

また、別の方角の窓からは、大きな街が一望できる。当然、地球の都市とは比べ物にはならないほど小さいが。あと、街の周囲を囲むようにして壁が立っているのも見える。ただ、この家(屋敷と呼んだ方が近いだろう)より大きい建物はあまり無さそうだ。

メイドも1人雇っている。レナさんという人で、俺が産まれて最初に見た黒髪の若い女性だ。これらの事から、この家が裕福であると分かった。


さて、俺は現在、2つの事を行なっている。


1つは、この国の言語の習得。

文字の読み方は、毎晩母であるナタリアに本を読み聞かせてもらっていることで覚えた。最近は語彙を増やすべく、辞書を片手に父であるスティーブの私室兼書斎にこもり、読書に耽ることが多い。


もう1つは、魔術の習得だ。

この世界に魔術が存在することを知ったのは生まれて間もない頃、というか産まれてすぐだった。どうやら両親は出産というものに慣れていなかったようで、そのためか産湯のための湯を沸かすのを忘れていたらしい。そこで、スティーブが魔法で水と火を出し、あっという間に湯を沸かしたのだ。やはり魔法と異世界は不可分である。


ただ、この世界の常識をまだほとんど知らないので、どちらとも誰にも伝えていない。自重なしにやるのもそれはそれでアリだが、それが原因で国やら何やらが絡んだトラブルに巻き込まれるのは、少々面倒くさい。出来るだけ自由でいたいからね。


今、俺は魔術について書かれている『魔導書』という本を読んでいる。

『魔導書』は初級魔術編、中級魔術編、上級魔術編、超級魔術編、魔道具編、魔法薬編、魔術史編、付録、索引の9巻からなる。中は当然全て手書きであり、1冊あたりの厚さも広◯苑より少し薄いくらいで、写した人の苦労が窺える。


内容は、大雑把に言えば教科書だ。例えば、どんな魔法が存在するのかとか、その習得のポイントやらを解説しているのが初級魔術編、中級魔術編、上級魔術編、超級魔術編。魔道具や魔法薬の作り方や効果について書かれているのが、魔道具編と魔法薬編。魔術や魔道具、魔法薬の発展について書かれているのが魔術史編。付録には、より深掘りした話やこぼれ話などが載っている。


ここで、ある程度魔術について説明しておこう。


まず、魔術のレベルは初級、中級、上級、超級、神級と分かれており、その境目については未だ曖昧である。『魔導書』には初級から超級までの魔術が書かれている。付録には神級魔術についても書かれているが、使用者が歴史上でも殆どいないために残念ながら紹介のみに留まっている。


魔術には火、水、風、土、光、闇の6属性があり、どれにも含まれないものは無属性に分類される。また、これらの属性を複数併せ持った、複合魔術というものもある。

火は水と、風は土と、光は闇とそれぞれ対応しており、ある魔法に対してそれに対応した属性の魔法をぶつけると、相殺という現象が起こる。


魔術によって引き起こされた物理的・化学的な世界の歪みは全て無視、無効化される。物理法則より魔術の方が優位であるということだ。


他にも基礎魔術や魔素(マナ)について説明しなければならないが、今は割愛する。追い追い説明するとしよう。


「……ル、ウィル!」

「ウィル、どこにいるんだ!」

「全く、ちょっと目を離しただけでこれなんだから……」

「2階はどうでしょう?」

「ナタリア、下は俺とレナが探すから見てきてくれないか?」

「分かったわ」


誰かが階段を上る音がしたので、慌てて本をしまう。ガチャリ、と音がして焦げ茶色の木製のドアが開き、金髪で青目の女性が入ってきた。彼女が、この世界における俺の母、ナタリアだ。


「またこんなところにいて……」


彼女は俺を抱っこすると、


「あなた、ウィルを見つけたわよ!」


と、階下にいるスティーブに知らせた。



---



その日の昼下がり。俺は今、安楽椅子に座りウトウトしているナタリアに抱かれている。彼女の胸はD、いや、Eはありそうで、抱かれている側としてはその感触がモロに伝わって来る。それでも全く興奮しないのは、相手が母親だからか、俺がまだ子供だからか……。


それはさておき。


俺は特にすることもないので基礎魔術の訓練をする事にした。基礎魔術とは基本の6属性である火、水、土、風、光、闇のそれぞれに対応する事象を具現化させるというものだ。具体的に言えば、火属性なら火を、水属性なら水を出すといった物だ。無属性については存在しない。

魔術の基本中の基本であり、これが使えないとその属性の魔法は使えるようにはならないと『魔導書』に書いてあった。また、適性が無い属性については使えないとも。無属性魔術については、魔法を一切使えない種族でない限りは使えるそうだ。

ちなみに、俺は全属性使える。全属性使える人間はあまりいないそうだ(withドヤ顔)。


今回使うのは火属性の基礎魔術だ。小さな火種をイメージする。すると、目の前の空間に小さな火種が現れた。その火種をだんだん大きくしていき、さらに風属性の基礎魔術で空気を送ると火がついた。さらに、その火の大きさを調整したり、大きさを変えずに熱量を上げたりする。一回火を消して、今度は火種からでなく直接火を出してみたり、遠い所に火を生み出してみたりと、様々なことを行ったところで、


「……ウィル?」

「……あ」


いつの間にかナタリアが起きていて、こちらを見ていた。そして、さっきまでの眠たそうな表情から一変、眼を大きく見開いて、


「それ、魔法よね!?いつの間に使えるようになったの!?まだ1歳なのに魔法が使えるなんて……。ハッ……!まさか、うちの子、天才!?そうとなれば……ウィル!明日、いや、今日から毎日魔法の特訓よ!!いいわね!?」


ナタリアが暴走した。後から知ったのだが、彼女は所謂魔術オタク(?)らしい。


その後、夕食の席でスティーブが、


「何!?ウィルが魔法を使っただと!?まだ1歳なのに魔法が使えるなんて……。ハッ……!まさか、うちの子、天才!?そうとなれば……ウィル!明日、いや、今日から毎日魔法の特訓だ!!いいな!?」


そして、メイドのレナさんも、


「何ですって!?ウィルお坊っちゃまが魔法を使ったですって!?まだ1歳なのに魔法が使えるなんて……。ハッ……!まさか、この子、天才!?そうとなれば……お坊っちゃま!明日、いや、今日から毎日魔法の特訓です!!いいですね!?」


……そう答えなきゃいけないってお約束があるの? てか特訓て……俺まだ1歳ですよ?

これも後から知ったことだが、魔法が使えるようになるのは早くても4歳だという。


特訓は3歳から始まることとなる。




---




転生から4年。


「やぁっ!!」


真っ直ぐな上段からの振り下ろし。に対し、相手は――、


「……遅い!」


左前へ踏み込みながら躱す、と同時にカウンター。しかし、それを読んでいた俺は、


「【氷床(アイシクル)】」


相手が踏み込んだ先の地面を魔術で凍らせる。


「うおわっ!」


ステェェェン!!


相手はその手に引っかかり、バランスを崩し見事に転倒する。


「【水球(ウォーターボール)】!」


そこに追い打ちをかける。頭を狙うが、間一髪で躱された。しかし、それもお見通し。俺が放った水の球は地面に着弾すると、弾けて辺り一帯に飛び散った。そこに、


「【電撃(スパーク)】」


電撃を浴びせる。


「「ぎゃぁぁぁぁぁっっっ!!」」


2()()の悲鳴が響き渡った。





「俺に勝つなんて100年早いわ! ハッハッハッハッ!!!」

「……父上、大人気ないです……」


俺は4歳になり、スティーブに剣を習うようになった。つい先程まで家の庭で稽古を受けていて、模擬戦をやる事になったのだが、最後に自分が放った【水球】の飛沫を自らも浴びてしまい、結果、2人とも仲良くダウンした。


スティーブの見た目は完全な体育会系である。短く切られた黒い髪。肩幅は広く、身長もゆうに190センチはある。とりたてて太いということもないが、全身にしっかりとした筋肉がついている。例の殺人マシーンをやや細くした感じだ。


その見た目通り、彼は強い。何人か比較対象となるような人間を見ているが、彼以上に強い人間をまだ見たことが無い。


「にしても、お前も成長したな」

「小手先の技を使わなきゃ追い詰められないなんて、まだまだですよ」

「だろうな! ハッハッハッハッ!!!」


……ええ、追い詰めたんですよ。最後のドジが無ければ勝てたんですよチクショウめ!!


もちろん、このままやられっ放しじゃつまらない。今回の模擬戦の振り返りをし、それを踏まえて次回の作戦を考えつつ、俺は家に入った。





午後。


「――というわけで、魔法はイメージがより強固である程強くなるの。ここまでは分かった?」

「……は、い」


午後はナタリアに魔術について教えてもらう。


「どうしたの? 返事はもっと元気よくっていつも言ってるでしょ?」

「っ、はい」

「よろしい。それで……」


俺が返事を上手く出来なかったことには理由がある。それは――


「ウィル、左手の魔力制御甘くなってるわよ?」

「すみ、ません……」


右手で話のメモを取りつつ、左手で魔力制御の訓練をしているからである。


この魔力制御の訓練とは、常に自分が制御出来るか出来ないかのギリギリの量の魔力を集めながら、暴走させないように制御するというものだ。その間、刻一刻と魔力を消費してしている。

魔力が枯渇してしまうと気絶してしまう上に、魔力の制御も集中力を要するため、かなりキツい。

それを約2時間の魔術の授業中絶やしてはいけないのだから、終わった後にはかなりヘトヘトになる。更に、ナタリアは礼儀作法にもうるさい。気をつけなければならない事が多すぎるのだ。


ナタリアの授業で使っているテキストは、あの『魔導書』だ。実はこの本はナタリアが書いたものであり、この家の収入のおよそ半分は『魔導書』の売り上げによるものだそうな。家を散策しているときに見つけた家計簿に書いてあった。

さらに言うと、魔法を教えている教育機関では、9割以上が『魔導書』を教科書として制式採用しているとか。


この世界には、意外なことに既に活版印刷技術が存在している。だが、それが開発されたのは2年前で、まだ全然世間に行き渡っていない。そのため、本はまだ手書きが主流となっている。

手書きの本と印刷した本とでは、当然値段は大きく違う。そりゃあ、大量の収入が入ってくるわけだ。


「それじゃあ、続けるわよ」

「はいっ」


俺が魔力制御に集中し直すと授業が再開された。


そして30分後。


「――じゃあ、今日はここまでね」

「ありがとうございました」


魔力制御を解き、礼をする。そこで緊張の糸がプッツリと切れた。全く、英才教育にも程があるなどと心の裡で思いながら、俺は自室に戻るのだった。





そして早朝。


まだ多くの人が寝ている時間帯。身だしなみを軽く整え、窓を開き、そこから屋根に登る。

懐中時計を確認する。日の出までおよそ1時間半といったところか。外はまだ暗い。


「さて、行くか。【身体強化(フィジカルブースト)】」


そう唱えると、全身が淡い光に包まれる。読んで字の如く、身体を強化する魔法だ。

そして、一気に駆け出す。屋敷の屋根から厩の屋根に跳び移り、そこからご近所さんの屋根へ。100メートル以上離れているが、魔法の効果により余裕で跳べる。着地寸前に風の基礎魔法を使い、強烈な上昇気流を発生させることで衝撃を殺す。そして他の民家の屋根へ。


そうやって街を1周し、2周し、3周したところで街に人が増え始めた。そこで帰路につく。すでに空は白み始めていた。あ〜た〜らし〜い〜あ〜さがきた、とかラジオ体操の音楽が聞こえてきそうだ。


屋敷に着き、窓から中に入るとメイドのレナさんがいた。


「おはようございます」

「おはようございます、坊っちゃま。お着替えの用意は出来ております」


俺が「ありがとうございます」と言って着替えを受け取ると、レナさんは、


「……3周、43分38秒」


ポツリとそう告げて、部屋から出て行った。


なんかちょっとかっこいい。眼鏡のレンズがキラッ、て光った。


レナさん裸眼だけど。




---




そんな日常を送り始めてから3年。

6歳の誕生日を迎えたその夜。


「「「お誕生日、おめでとう(ございます)!!!」」」

「ありがとうございます!」


夜、家の全員で俺の誕生日パーティーを催してくれた。この日ばかりは常に給仕に徹しているレナさんも揃ってテーブルに着き、祝ってくれた。

テーブルの上には立派なケーキを始め、いつにも増して豪華な食事が載っていた。それを4人で次々に平らげていく。


全ての料理が4人の胃の中に収まると、ナタリアが紅茶を淹れた。


「ウィル、お前に渡したい物がある」


スティーブはそう言うと、長い金属の棒のようなものを取り出した。それは直剣で、装飾が一切なされていないごくシンプルなものだった。日本一有名な怪盗の仲間の剣士の刀を黒くしてまっすぐに伸ばした感じ、と言えば伝わるだろうか。


「これは俺の知り合いが作ったものだ。見た目はこんなだが、驚くほどよく切れるし、何より面白い仕掛けがある」

「仕掛け?」

「それは明日にでも教えてやる。それより――」


と、ナタリアの方を向くと、


「これは私からよ」


そして差し出されたのは1冊の本。俺はその表紙に見覚えがあった。


「これって――」

「もう魔術について教えられることも残り少ないしね。そろそろ次の段階に入っても良いと思ったのよ」


『魔導書』だった。そのサブタイトルは……


「魔術、開発編……?」

「やっと昨日書き終わったのよ。これについては私から教える事は無いから。空いた時間にでも読んでご覧なさい」


何だろう? もう一人の自分が「異世界無双してやろうぜヒャッハァー!!」って叫んでる。その声に身を委ねるとヤバイ事になりそうなので全力で無視する。異世界無双に興味なんて無い。無いったら無い。無い…………よ?


「最後は私ですね」


さて。そう言ってレナさんが渡したのは、魔法の杖だった。無機質な銀色の長杖で、先が3つに分かれている。その中央には拳大の球体が嵌め込まれている、いかにもな感じの杖だ。

と、そこでナタリアが驚いた表情でこう言った。


「まあ! これってバルタザール=シュトルツィングの作品じゃない! 滅多に市場に出回らない上に、安い物でも金貨3枚は下らないのに……」

「昔冒険者だったとき、知人から貰ったものです。余りの価値に使う気が引けて、まさに宝の持ち腐れでしたが」


バルタザール=シュトルツィングとは魔術史にも出てくる有名な魔道具職人だ。前世でいうゴッホとかモーツァルト的な立ち位置の。魔術オタクなナタリアにとっては堪らなかったのだろう、はしゃぎ様が半端なかった。現に、


「ウィル!後でこの杖私にも使わせて! 1回! 1回でいいから!」


と、ものすごい勢いで詰め寄ってきた。


そこで、ふと、ある事を思った。


「母上、そう言えば僕は杖を使った事が無いのですが?」

「ああ、その事ね。理由は単純で、杖を使うとやり過ぎるからよ」


うん?


「どういう事ですか?」

「簡単よ。杖の役割は主に魔力の増幅な訳だけど、あなたはそこらの魔術師に対して比べものにならないくらいの魔力があるのに制御はまだまだ甘いから、杖を使ったら下手するとこの街が消えるわよ? …………っていうことで、明日からはもっと魔力制御の訓練に励みなさい。その間杖は私が預かるわ! 大丈夫、勝手に使ったりしないから!!」


目が血走ってる。絶対使うだろ。賭けてもいい。ということで――、


「じゃあ、この杖は預かっおいて下さい、()()

「おう」

「ちょっとーーー!?」


俺は〝父上〟という言葉を強調しながらスティーブに頼んだ。








パーティーが終わり、自室に戻った。俺は早速、『魔導書 魔術開発編』を開いた。内容にざっと目を通す。魔術開発と言っても、やることはいつも魔法を使うときと同じみたいだ。ただ起こしたい事象をイメージし、魔力を流す。それだけだ。

本の内容は新しい魔術を生み出すためのアイデア帳のようなものだった。空中に粉をばら撒いて点火すると爆発するだの、脳の信号は電気を介して伝わるだの、といったものが書かれていた。最も、日本では常識であることばかりだったが。


本を閉じ、代わりに剣を取る。すると、ズシリと重たい感触が伝わってきた。鞘まで剣と同じ材質で作られており、鞘に納めた状態だと本当にただの金属の棒にしか見えない。

鞘から刀身を引き抜く。磨き抜かれた刀身が蝋燭の光を反射する。それをじっと観察したり、振ってみたりしたのだが、スティーブの言う〝仕掛け〟が何なのかは分からなかった。


剣を鞘に納め、机の横に立てかけ、そのままベッドにダイブした。


「っと、蝋燭消さなきゃ」


一度立ち上がり蝋燭の火を消し、再びベッドにダイブ。そこで、睡魔と魔法で火を消した方が楽だったというちょっとした後悔? とが俺を襲った。


前世に魔法が無かったためか、魔法のある生活にはまだ完全には馴染めそうにない。

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