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『病』

作者: おぼろ

友達との小説作成の遊びで作ったものです。

自分でも気に入ったので投稿してみました。

完全素人なので、暖かい目で見てください。

 僕はどこで間違ってしまったのだろうか。彼女はもう僕の側にはいない。僕は孤独だ。ここには何もない。虚無だ…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 僕には好きな女性がいた。彼女の名前は『東条さん』。彼女はいつも僕と話をしてくれる。僕が話しかけると素敵な笑顔を見せてくれる。僕は彼女に近くにいてほしいと思っていた。僕は彼女に振り向いてもらう方法を考えていた。それはもう立派な《恋の病》だった。

 そんなある日、テレビを見ていると女性に振り向いてもらう方法が特集されていた。僕はこれだ!と思った。それからネットでこの方法について調べた。この方法は世界中で成功しているらしい。多くの成功体験が載っていた。詳しい方法も載っていたので早速試してみることにした。

 初めは彼女はとても驚いていた。サプライズが上手くいって嬉しい。そこからはネットに書いてあった手順通りにした。はじめの方は意見の食い違いなどがあったが僕は彼女と過ごす時間はとても楽しかった。彼女も次第に僕との時間を楽しんでくれてる、そんな感じがしていた。

 しかし、そんな日々は長くは続かなかった。彼女にサプライズをしてから約3ヶ月後、終わりは唐突だった。

「警察だ!山本聡だな、お前を東条宗真誘拐及び監禁した容疑で逮捕状がでている。署まで来てもらおう。」

 僕は逮捕された。


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その後の裁判で何故このようなことをしたのか聞かれた。

「テレビでストックホルム症候群の報道を見て、これなら彼女は僕に振り向いてくれると思ったからです。」


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 彼女はスーパーの店員だった。初めて彼女のレジに並んで彼女を見て僕は一目惚れをした。それからほぼ毎日スーパーに行って彼女がいないと帰ったし彼女がいたら必ずレジに並んだ。彼女は主に金曜日と土曜日に働いているらしい。でも、たまに他の日にも働いているので毎日通った。そして、スウェーデンの立てこもり事件の特集番組を見てストックホルム症候群を知った。どうやら監禁した犯人に好意を抱くことがあるらしい。これなら僕にも可能性があると思った。彼女はバイト終わりは歩いて駅に向かう。僕はそれを知っていた。なので、僕は彼女が駅に向かう道で彼女を誘拐した。そして自宅の屋根裏部屋に監禁した。初めは捕まらないか不安で仕方なかったが、3日ほど経ったらその不安も彼女といる嬉しさと将来への期待には勝てなくなった。それからネットに書いてあった通りに話す、トイレを使う、食べるといった彼女の行動を制限した。最近の彼女はやっと僕の言うことを聞いてくれるようになってきたんだ。つまり途中までは順調だったんだ。警察に邪魔さえされなければ彼女はもうすぐ僕の物になることができたんだ。


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 実刑3年6ヵ月の判決が下り、僕は刑務所にいる。あと一月もすればここから出られる。ここは毎日同じことばかりしてつまらない。他にも何も面白いことはない。何より彼女がいない。彼女はきっと僕を待っているはずだ。裁判では僕との日々を苦痛だと言っていたが僕にはわかるよ。照れ隠しだよね。君は僕が出てくるのを心待ちにしているはずだ。

「もうすぐ会えるね、東条さん♪」

全部読み終わってからもう一度読むと気持ち悪さが増します。二度美味しい!

気持ち悪さが伝わってると幸いです。

今後投稿するかは気分次第です。

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