表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TAG HERO  作者: riyo
8/29

06

午後の授業も終え俺は

誠を案内していない場所に案内する前に

職員室に来ていた


「此処が職員室の場所で

市川先生は基本的に後ろに座ってる筈なんだけど‥

あ、いた‥市川先生!連れて来たぜ」


「ああ‥渡来か‥今から案内か?」


「あと案内してないのは校内外と寮だからさ

コイツのICカードがないと困るんだよ

聴いたら貰ってないって言うからさ」


「ああ‥そうか‥まだ渡してなかったか

スマートウォッチがあるから忘れるな‥

連携もしてなかったんだな」


「そうだろうな、普通は貰ってからするからな

校内の外側周辺ぐらいとかの案内も良いんだけど

終わった後に寮に入る時にカードないと困るからな」


「そうだったな‥ほらコレが影野のカードだ」


そう言って市川先生は机から

影野の名前の書いたカードを本人に渡す


「ありがとうございます」


「渡来の案内は分かりやすいか?」


「あ、はい、凄く助かってます」


「そうか‥なら良かった‥これから大変だが頑張れよ」


「はい」


「じゃ、失礼しました」


「失礼しました」


そう言って俺たちは職員室を出て歩いていく


「次は何処に行くの?

先生には校内の外側周辺と寮って行ってだけど‥」


「ああ‥暇つぶし的な場所だな

映画館からスーパーに

遊園地とか色んなのが揃ってる場所があるんだ

広いし今日1日で全ての案内は出来ないから

都合の良い時に自分で見に行くと良いよ」


「そんなのまで学校の敷地内にあるの?」


「タッグに‥というよりも天賦を得た人は

学校内というか‥国の管理する土地からは

一般的には知られてないかもだけど

基本的には出れない法律(ルール)があるんだよ

勿論、緊急時とかは許可を貰えば

敷地からは出られるんだけどね

俺たちが正式に外に出れるのは侵略者が来た時だけ

だから先生達も敷地内に生活している

有事の際には敷地内が一般人の避難場所として

指定されているから地下には

シェルターみたいなのがあって‥って

地下のシェルターは誠の方が詳しいかもな

民間の施設にも採用されているから」


「そうだね‥シェルターは見た事あるよ

でま先生達も敷地内にって事は寮で生活してるの?」


「それは生徒の中に家族とか親戚が居る人は

一緒に生活したりしてるらしいし結婚した人は

敷地内にある一軒家とかで暮らしてたりするよ

寮は基本的に学園側が身内とか知り合いとかで

一緒にする事が多いかな」


「じゃ‥俺みたいに急に転校して来た時は?」


「そういう急に転校した奴は珍しくないから

同じように転校してきた奴とか

新しく友達を作りたいって考えて

別に部屋を申請した奴とかと一緒になる

基本的に寮は学年ごとに変わる事が多いけど

タッグが決まったら基本的にタッグと同室とか

4人1組とか6人1組みたいに色々と選択できるな」


「何で選択できるの?」


「タッグは神様から決められたもんだから

有事の際には必ず一緒に行動するだろ?

同じ奴と毎回一緒だと気が抜けないし

辛いって意見が多くあったから学園側が

寮では別の人達とも一緒に過ごす環境に変えたんだ

それに‥相棒が侵略者に殺された時には

誰かに支えて貰えるし

侵略者の情報とかの共有にもなるから

今のところは良い意見の方が多いよ」


「確かに‥情報交換も出来るし

ずっと一緒の人が居なくなった時は

誰かに側にいて欲しいって思うよね」


「だからタッグになった人の多くが

4人とか6人部屋を選ぶって噂で聞いた事もある

ヒーローとして活動する人達の寮と

俺達のように決まってない人達の寮は別だから

あくまで噂話だけどな」


「‥そうなんだね」


「おっと‥やっと着いたな‥此処だ

この道から左側に見える赤門を進んだ先に

ショッピングセンターが中央門には遊園地が

右側に見える緑門からは公園がある

各々と進んだ先には入場門があるんだけど

基本的には閉まっていて出入りの際には

カードか端末をタッチしたら開くから

もし持ってくるのを忘れても門の近くには

管理を任されている保安の人が居るから安心して」


「今、見えてる門の道を歩いて行くとあるんだね」


「そうそう門からも距離あるから

敷地内を巡るバスに乗って向かう奴が多い

さっき先生から貰った顔写真付きのICカードか

スマートウォッチに連携した端末にタッチしたら

乗車できて迎えるから今度から使ってくれ」


「バスって無料なの?」


「ああ‥無料だよ

今回は歩いて門まで来て疲れただろ

寮まではバスで行くか?それとも歩いて帰るか?」


「大丈夫だよ‥歩いて案内して貰えるかな

他にも色々と聞きたいし」


「了解、此処から寮まで

答えれる事なら答えるよ」


そう言って俺たちは来た道を引き返して

寮へと向かうのであった‥

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ