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俺が黙々と
[認識王]で記憶していたのを紙に
書き込んでいると‥
急に納体袋が4つ燃え出した
「!?何で‥急にっ!!」
俺達は慌てて燃え出した火を消化する
なんとか4つともに消せたのだが‥
納体袋の中の死体は損傷が激しく
誰かは分からなくなってしまった
「‥この4つの遺体の確認は?」
「まだ確認が出来ていない奴だ
‥これで居なくなった4人も含めたら
8人が分からないという事になるな」
「‥それが狙いだったのか‥クソッ‥
流石に俺も遺体までは把握してなかった
‥すいません」
「死体が後から燃えるように
仕組まれていたんだろう‥気にしない方が良い」
「だな‥燃えた奴らは後にして
先に他の奴らを確認するぞ」
「ああ‥そうだな‥」
気を取り直し再び作業を再開した
俺は再び[認識王]で
神殿内で記憶した事を書き込んでいく
そうして全員の作業も終えて皆が集まって来た
「お疲れさん‥皆の確認したリストで
確認が出来なかったのは
燃えた奴を含めて8人だったな」
「ああ‥1年が3人、2年が3人、3年が2人だ」
「俺達の中でリストで確認が出来なかった人達で
誰か詳しく、その人を覚えていますか?」
「3年なら私が全員を覚えている
時雨 律と篠宮 弥生は特に良く覚えている
特に時雨の方は3年では優秀な奴だったからな」
「月城先輩が言うなら相当に
優秀だったんでしょうね‥2年の方は‥」
「明石 凛さんと芦屋 詠さんと鷹取 翔太さん
詠さんや凛さんは私と同じクラスでしたが
優秀な方だったかと‥鷹取さんの方は
御影さんが同じクラスでしたよね?」
「‥そうだよ‥彼も‥優秀だった」
「1年は俺の知ってる奴が居ます」
俺は彼らの確認したリストで居ないとして
確認されていない1人が俺の親友だった誠だった
「‥影野 誠‥俺と同じクラスで親友でした
落ちこぼれの方だったと思います
‥そうですよね?市川先生」
「ああ‥俺が担当していたクラスでは
成績は下から数えた方が早かったな」
「星宮 司と
睦月 風夜は
俺達のクラスだったな
司は俺達とは幼馴染で優秀な奴だ」
「‥風夜は優秀ってよりは
落ちこぼれ側だったけれど‥」
「確かに‥睦月の成績は良い方ではなかったな」
「‥この8人が死んでしまったか
もしくは生きていて
何処かにいるのかもしれないんですね
‥国には‥どうしますか?」
「神殿の選定リストに書いている者以外は
死んだ事で処理されるそうだ
侵入者によって戦い亡くなった名誉ある死として
全員を死んだ事として発表するらしい」
「‥そう言えば‥教室で残った人は?」
「‥リストを作る時に確認したが
彼らも騒動に巻き込まれて死んでしまった
守れなくて‥すまない」
「そうですか‥なら誠は残っていても
死んでたのかもしれないって事ですよね」
「‥ああ‥そうかもな‥」
「何で‥こんな事になったんでしょうね」
「‥兄さん」
「不公平だよな‥ホント」
侵入者によって殺されたのに
何故か悪意ある者によって燃やされて
誰かすらも分からなくなった人達がいる
それが辛かった
こんな事を起こした理由を
何故、こんな事をしたのかを
生きて消えた奴らに
問いかけたくなったのであった‥‥




