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TAG HERO  作者: riyo
24/29

21

あの後、俺達は持って来ていた持ち物の返却と

国から支給された備品が入ったバッグを受け取り

タッグごとに分かれて

空から来る侵略者達の方に集中する事にした


此処からは各自タッグごとに分かれて

空から来る侵略者達を倒す為に戦略を組んだりする


俺は改めて新堂と話す事にした


「‥あらためて‥よろしくな」


「ああ‥そう言えば優哉

オマエ、戦闘の方は大丈夫なのか?」


「何で‥そんな事を聞くんだ?」


「自己紹介の時に集まってたアタッカーは

実技でも名を馳せる戦闘をしていた奴ばかりだった

けどオマエは目立つアタッカーじゃないだろ?

まぁ‥別に無くても俺の[格闘家(ボクサー)]を

使えるようには出来るけどさ

お前って見る限りでも、ひ弱そうだもんな‥」


「一応、神の選定でアタッカーに選ばれたんだ

目立つアタッカーじゃないとはいえ

実技でもアタッカーしてるんだから何とかなるだろ

ただ‥俺は常日頃から侵略者の内通者が人に混じり

生活しているのではないか?と疑っている

そうやって周囲を疑っているから

今回の件についても驚いてはいないんだ

あの神殿内で死んでるフリをしているとかで

俺達に儀式を混沌とした犯人か、あるいは協力者が

居る可能性もある筈なんだ

‥だから隠していたんだよ‥自分の能力を‥

[認識王(グノーシス)]は仕方なく公表したけどな」


「そうか‥なら良いけどよ

‥それにしても司も‥あの死体の山の中なのか‥」


「……どうなんだろうな‥神が決めたリストに

司の名前がなかったんだ

生きているのかも死んでしまったかも

あの惨状じゃ確かめようがなかった」


「‥だな‥わりぃ

[認識王(グノーシス)]のスキルでも

確かめられねぇもんな‥

()()通りにしか()()出来ねぇんだしよ」


「謝るなよ‥一応、緊急事態だし

少し正式なステータスを見せたいと思う

ただ俺には隠している能力もある

‥共に戦う以上は何も隠す事はないかもしれない

でも‥"絶対"の信頼を築いた時に

俺は全てを見せるから待っていてくれるか?」


「‥分かった‥別に構わねぇよ

さっきの話を聴いて俺自身も

お前を信頼して良いか分からねぇしな」


「‥それで構わないよ

じゃ‥俺から見せるから少し待ってくれよ」


そう言い俺はタッグ選定後に

支給された備品のバッグから

[魔力水晶]を取り出した


水晶は魔力測定の際に魔力を測ったり

天賦やスキルを国が把握し管理する時に使う物だ


国の管理する[魔力水晶]は

[鑑定王(サーチャー)]と同じく

偽る事の出来ないように作られているが

支給された水晶には、そんな能力はない


自分の頭で考えた戦略を図面化したり

簡易ステータスのように

自分の持つ能力を少し表示する事が出来たり

侵略者達が来た際には侵略者達の位置や

他のタッグの位置などを

把握できたりする事ぐらいだ


俺は集中して自分が相手に見せたい事のみを

水晶に力を込めていく


水晶は少し光ると俺の簡易ステータスが

[魔力水晶]に表示された


《名前:渡来 優哉


天賦:???


スキル:[創造(クレイブ)]、[認識王(グノーシス)]、[射撃王(シューター)]

[???]、[???] 》


「上手く出ているな‥オマエもやってみるか?」


「ああ‥そうだな」


そう言うと龍鬼も[魔力水晶]に

自分の力を込め水晶が少し光ると

ステータスが表示された


《名前:新堂 龍鬼


天賦:[格闘家(ボクサー)]


スキル:[創造王(クリエイト)]、[???]》


「‥本当に見せたい能力しか出ないんだなコレ」


「そこは信じろよ‥そうか

お前には[創造(クレイブ)]の上位の力があるのか」


「ああ‥優哉が[射撃王(シューター)]を使うなら

銃など作る事は可能だな」


「それが良いかもな‥俺には銃が作れなくて

実技では使う事すら出来なかったんだ‥助かる」


「‥そうかよ」


「‥まぁ‥タッグになったんだ

‥だから‥これからよろしくな龍鬼」


「‥ああ‥優哉」


そう言い俺たちは少しだけ笑った


これから来る侵略者達を

どの位置で、どう殺すか


俺の[射撃王(シューター)]と


彼の[創造王(クリエイト)]


良いタッグになりそうだなぁ‥


そんな事を思いながら


迫り来る侵略者達に向けて準備を始めるのであった‥

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