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プロローグ
新しいシリーズ始めました。
気になった方、良ければ読んで下さい。
矛盾点や誤字脱字も多いでしょうが、書き手は豆腐メンタルなので優しく指摘して下さると有難いです。
良ければ評価や感想して下さるととても喜びます(*- -)(*_ _)ペコリ
夜の校舎の屋上。
ショートボブの柔らかそうな栗色の髪がたなびいた。
少女は学校指定のセーラー服に裸足で、屋上のフェンスを越えて校庭を見つめた。その大きな瞳は長年生きた老人のように穏やかで、何かに諦めているようにも見えた。
少女が手を広げる。
まるで鳥が翼を広げるように。
そして足を一歩前に踏み出した。
瞬間、少女は重力に従って校庭へと落ちていった。
赤い血が少女の制服と校庭を染める。
こうして人生に絶望しきった少女はその生を終わらせた。
唯一傷つかなかったその顔には安らかな笑顔が浮かべられていた。
サイコホラー初挑戦です。
少しでも楽しんで下されば有難いです。