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000:序章

厨二成分激高。

用法、用量を守って服用下さい。

 西暦2261年、化石燃料の枯渇により、新エネルギーを求めて古代の技術が再研究され、42年後の西暦2303年、英国のバートラム=マクドネル博士によって『錬金術式』が確立。技術は瞬く間に全世界に浸透し、それによる発火、発電が生活の基点となった。

 西暦2406年、錬金術式の発展と共に遺伝子学が飛躍的な発達を遂げ、別々の生物同士の身体的特徴を併せ持つ有機合成生命体『キマイラ』が人の手によって生み出される。

 しかし、新たな生命体を無理矢理作り出した事により、徐々に生態系のバランスが崩壊。

 西暦2626年、全世界で慢性的な食料不足が表面化し、発展途上国と先進国、富裕層と貧困層との貧富の差が顕著になり、世界各地で貧困層の人間たちの蜂起が頻発し世界は混乱の一途を辿る。

 西暦2639年、食料が供給過多にありながら他国への輸出を拒み続けるアメリカへの不平不満を募らせた日本軍が暴走。

 日本国総理大臣・比佐良孝が掲げた『キマイラ研究反対運動』を理由にアメリカ各地に点在するキマイラ研究所を急襲。

 この、実質的なアメリカへの宣戦布告により第三次世界大戦が勃発。アメリカ合衆国大統領・ケビン=ゴドウィンはイギリス、中国と同盟を結び、日本国に攻撃を加える。

 当初劣勢だった日本国だったが、アメリカと対立するロシア国が日本に助勢し、キマイラ研究の若き権威・ファティーヴァ=セルゲイ=ユーリーが極秘裏に製造していた人間型キマイラの戦線介入により戦況は拮抗。ロシア、日本の連合軍とアメリカ、中国、イギリスの連盟軍による紛争が、ユーラシア大陸各地で相次いだ。

 そして、開戦から二十七年が過ぎた西暦2666年、戦争は終局に向けて動き出す。


 これはもしものお話。

 文明が発達し過ぎて衰退した地球での、弱くて脆い人間たちの――お話。

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