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レベルアップ

イリスが夜眠らなくても大丈夫だと解ったその夜カゲコとイリスは、山賊の持っていた剣をそれぞれ1本ずつ持って、外に出て街道に沿って歩いていた。


「やっぱりイリス、あなた空飛べないの?」


「ごめんなさい…お姉ちゃんどうやっても飛べません…」


そう、イリスは、カゲコのように空を飛ぶことはできないのだった。


「いいのよ。そう落ち込まないで」


そうなだめながら街道を歩いていた。すると近くの森から


(何かいる、数は解らないけど5体以上いる)


「お姉ちゃん…」


「解っているわよ…戦う準備して。そしてイリス、あなたにも戦ってもらうから。危険になったら助けてあげるから…」


「解ったよお姉ちゃん…」


そしてカゲコは、霧になって、森の方を見てきた。すると


(あれは、異世界での定番オークとゴブリンじゃないですか!

やっぱり居たんだ…でもオークとゴブリン何で一緒に居るんだろう?

生態系とかが…まずいまずい、脇道にそれてしまった。えーっとオーク2匹とゴブリン3匹か、まぁ、山賊?を全滅させることができたから、多分倒せなくは無さそうだなぁ)


そう思いながらイリスの所に戻った

そしてイリスに伝えると


「ええっ、ゴブリン3匹にオーク2匹まで居るんですか‼

いくらお姉ちゃんのステータスが高くても無理ですよ!」


「大丈夫。私がオークを引き付けるからゴブリン3匹倒しちゃって」


「…分かりましたけれど…けがとかしないでね、お姉ちゃん」


「分かってるか…もうそろそろ敵が来るよ剣を構えて」


「えっと…お姉ちゃんの持っているように…」


「イリス!見えて来たわよ」


「分かりましたお姉ちゃん」


敵はオークを先頭に走って突撃してきた。


「はぁぁーー」


そしてカゲコはその突撃してきている集団に飛び込んだ


「グャャャア」


「ボグビャャャンン」


オークやゴブリン達はよく解らない言葉を喋っている。


「殺られろっ」


そう言ってオークに向かって斬り付けたすると


バタッ


オークは首を斬られ絶命した


「グギャ…?」


その姿を見た魔物達は呆気にとられた。何故なら、餌と思っていた者に一瞬で倒されたからである


「そこぅ!」


その瞬間をカゲコは見逃さなかった


「グ…ブル」


さらにオークに向かって斬り付けた。その姿を見たゴブリン達は一目散に、逃げた。しかしそれを見逃すカゲコではなかった。


「ギシャアアー」


「グ…ギ…ャ」


「ギッバッザー」


《レベルが1上がりました》


《格闘術|(吸血鬼)LV1を覚えました》




そして魔物達の集団を僅か3分ほどで全滅させたカゲコだった

その姿を見たイリスは、


「お姉ちゃん強すぎでしょ…」


そうつぶやいたイリスだった…


そんなことを知らずにカゲコは


「どれ位私のステータス上がったのかな?“

ステータスオープン„」


_____________

名前 サトウ カゲコ

年齢 14

種族 吸血鬼 

LV 2


HP60[+8]   

MP72[+5]

攻撃力54[+6]

防御力71[+5]

すばやさ58[+8]


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

スキル

真祖 全魔法適性

ステータス偽造 

格闘術|(吸血鬼)LV1

_____________


「お姉ちゃんステータス高過ぎでしょ!!」


そんな声が夜中の街道に響いた


「イリス何そんなに驚いているの?あ…“ステータス偽造„忘れてた…」


するとイリスはまた大きな声で


「お姉ちゃん!何その“ステータス偽造„ってしかも、この全魔法適性って何なの!」


「えっと…イリス、落ち着いて」


「こんなステータス見せられて黙っているわけ無いでしょ!」


そしてカゲコはイリスに問い詰められて、異世界転移してきたことや、自分が城から逃げたして来たこと等。 

全てのことを喋ったあと、イリスに“隠しごとは無しって言ったでしょ„と言われて説教をされたカゲコだった…





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