異世界転移したら真祖の吸血鬼になってしまった件について2
(ここはどこ?まるで城の中のようだけど…)
「おい!ここはどこだよ
だれか教えろよ!」
だれかが怒鳴るような声で言った。
「こんにちは勇者様たち
わたくしの名前は、 ククル ミカエル。エルド帝国の第二王女ですわ。」
金髪のサイドアップの人が言った。
(まさか、これが異世界転移!)
確かにローブを羽織って杖を持った、まさに魔法使いのような人もいた。
「異世界から転移してきて、落ち着かない気持ちもわかりますが、落ち着いてください。」
そう言うと、近くにいた魔法使いのような人が、呪文のような言葉を唱えた
するとなぜか落ち着いてきた気がした。
「今のは精神を落ち着ける魔法です。」
周りのクラスメートが少しざわついた。
(やっぱり魔法あったんだ… 私にも使えるかな?)
そう思ってくるととても、ワクワクしてきた。
「では、今から“ステータス„の魔法を教えます。“ステータスオープン„」
そう言うと長方形のガラスのような物が浮いて、出てきた。
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名前 エルド ミカエル
年齢 16
種族 人間
LV 9
HP 61
MP 59
攻撃力 41
防御力 32
すばやさ 41
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スキル
短剣術LV3 光魔法 LV2 ダンス
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「「「お~~~~~」」」
(さすが異世界、自分のステータスを確認できるなんて。)
「さあ、勇者様たちもやってみてください。」
そう言うと、周りでは“ステータスオープン„という言葉がとびかった。
(さてと、私もステータスを確認させてもらうとしよう。)
「“ステータスオープン„」
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名前 サトウ カゲコ
年齢 14
種族 吸血鬼
LV 1
HP 60
MP 72
攻撃力 54
防御力 71
すばやさ 58
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スキル
真祖 全魔法適性
ステータス偽造
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「え………」