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アルマス領6

「おめでとうございます、カゲコさん。ランクがFランクからEランクに昇格です」


アルマス領のカルバンに来てから1週間、ギルドの依頼に慣れ始めいつもどうり薬草採取の依頼を達成しギルドに薬草を渡して、お金を貰って帰ろうとしたときに突然言われた事だった


「えっと、確かランクが上がると今までより上のランクの依頼を受けられるようになるんでしたよね?」


「はい、そうです。カゲコさんは今まではFランクの依頼しか受けられませんでしたが、今からEランクの依頼も受けられるようになります。

そして今からギルドカードの更新をするので、ギルドカードを提出してください」


「わかりました」


そう言うとポケットに入れてあったギルドカードを受付の人に渡した











「ランクアップおめでとう!お姉ちゃん。」


イリスは嬉しそうに晩御飯の支度をしていた


ちなみにイリスは私より料理がうまく、さらにイリスが「お姉ちゃんが働いていて、奴隷の私が働いていないのはいけないから、私が料理を担当するね」と言ったからイリスが料理を担当しているという訳だ


「ありがとうイリス。それで今日の晩御飯は何?」


「今日の晩御飯はですね…お姉ちゃんのランクアップ記念に、ビーフシチューを作りますよ!」


そう言うと厨房で料理を始めた、1時間程たつと家の中ではビーフシチューの何とも言えない匂いが漂っていた













「へぇー、商人の護衛依頼か、なかなか報酬が高いんじゃん」


イリスの作った美味しいビーフシチューを食べてゆっくりした次の日、カゲコは依頼が貼ってあるボードを見ていた


「カゲコさん、いく他の人より早くランクがEに上がったとはいえ、護衛依頼は最低でもDランクは必要ですから、今は受けられませんからね」


「分かっていますよ…これがいいかな?」


カゲコがとったのはスケルトンの討伐依頼だった


「スケルトンの討伐依頼ですね、討伐する数は5体です

スケルトンは人間のように頭に魔石があります。

そして、討伐するスケルトンが出現する場所は近くにあった廃村です」


「わかりました」


そう言うとカゲコはギルドの扉を開けて出ていった

















「ふぅ、ここがスケルトンが出現する廃村…本当におどろおどろしい場所ね」


そう言いながら辺りを見回した

辺りは崩れかけた家や、何かに焼かれた家があった


「さてと、スケルトンでも探すとしますか」


そう独り言を言うと剣を抜いていつでも戦闘ができるようにしていた

するとさっそく、近くの崩れかけの家から物音が3つ聞こえ…


「…」


錆びた鎌、鉈、鍬を持ったスケルトンが出てきた。

スケルトン達は何も言わずにカゲコに向かって武器を構えた


「そらぁ!」


そう言うとカゲコは鉈を持ったスケルトンに向かって切りつけた 


「バキィン」


カゲコが切りつけた剣は鉈と当たって、カゲコの力の強さと錆びていた事が原因で、スケルトンが持っていた鉈は折れたのだった


「おらよ!」


スケルトンが少し油断した所をカゲコは見逃さず、スケルトンの首筋辺りを剣で切った


「…」


スケルトン達は仲間が倒されたにもかかわらず、カゲコに向かって切りかかって来た。

しかしカゲコは切りかかって来るスケルトンに動じずに、力任せにスケルトンの武器を壊して首筋を狙って切っていた


そしてスケルトンに遭遇してわずか1分程で、3体のスケルトンは胴体と首が別れた状態で倒されていた

普通のEランク冒険者では到底できない事を成し遂げていた


《レベルが1上がりました》


《格闘術|(吸血鬼)のレベルが1上がりました》


《剣術LV1を覚えました》


頭の中でそんな声が聞こえてきた


「お!だいたい1週間ぶり位のレベルアップ!さてどれくらいステータスが上がったかな?“ステータスオープン„」



_____________

名前 サトウ カゲコ

年齢 14

LV 3



HP68[+6]

MP77[+5] 

攻撃力60[+10]

防御力76[+3]

すばやさ66[+4]


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 スキル

真祖 全魔法適性 

ステータス偽造

格闘術|(吸血鬼)LV2

剣術LV1

____________


「へえ、ステータスは…やっぱり格闘術のレベルが上がった、剣術を覚えた事が原因かな

他の項目はまあまあ増えたな」


そう呟いているとまた他の所からスケルトンが5体出現した

しかも今回は錆びているとはいえ、剣を装備しているスケルトンが2体もいた


「ちょうどいいときに出てきてくれた!スケルトンども!私が覚えた新しいスキルの実験に付き合ってもらうよ」


そう言うとカゲコは剣を構え剣を持ったスケルトンにおもいっきり切りかかった


「ガンッ」


反射的にカゲコはスケルトンの持っていた剣を弾いて、剣を落とさせた


「すごい…これが剣術スキルの力?」


実はスケルトンの持っていた剣を弾いて落とさせたのは、剣術スキルのおかげでもあったが一番の理由は攻撃力が原因だった


「まあいいや」


そう言うとカゲコはスケルトンの首筋を切った


そしてカゲコは新しいスキルと、レベルアップしたスキルの力を使いスケルトンを倒していった














「…7.8個はい、全部がスケルトンの魔石だということを確認できました。

これが報酬の銀貨2枚とさらに3体多く倒しているので追加報酬の銀貨1枚と銅貨5枚です」


そう言って受付の人は銀貨3枚と銅貨5枚を受け取った


「ありがとうございます」


そう言ってギルドから出ていった

















「ただいまイリス」


だが部屋は静まりかえっていた


「…血の匂いと…何かが腐っているような匂いがする…まさか!」


カゲコは急いで家に上がると匂いがする方向に急いで向かった

そしてそこには…


1週間前に殺したはずの盗賊5人と


血まみれになって倒れているイリスがいた






一部のスキルのレベルを変更させてもらいました。

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