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アルマス領4

そしてカゲコとイリスは家の長中に入った、すると男の一人が


「君たち、お腹減っているんでしょ?今からご飯を作ってあげるから待っててね」


そう言って厨房のような所に入っていった


「私達はどこにいればいいんですか?」


そう私が質問すると男の一人が


「君は二階にある部屋を使って、あと君の奴隷は地下の部屋を使って、いいね?」


するとイリスが物凄く不満そうな顔で


「何で私だけ地下の部屋を使わなきゃいけないの!」


「うるさい!奴隷の分際でギャアギャア騒ぐな!」


そう言うと男はイリスの事を殴ろうとした


「イリスの事を殴ろうとするのは辞めてください。イリス、この人達の言った通に地下室にいてくれる?

お願い!」


そう言うとイリスは、何も反論は、できなかった














「君達、ご飯ができたよ!」


そう言って目の前には、パンと、塩味のスープが出された

しかし、イリスにはパンが少し渡されただけだった


「…何でイリスだけパンしか渡されて無いんですか?」


「…すまないが、スープの材料が余り無かったんでね、用意ができなかったんだよ」


料理を作った男が申し訳無さそうにそう言った

するとカゲコは、イリスにスープが入った皿を渡した


「おいおい、何で奴隷なんかにスープをあげたんだよ!お前の分として作ったんじゃねえか!」


男の一人が驚き半分、怒り半分でそう言った

するとカゲコは、しんみりとした口調で


「実はイリスは、私の親友で…親の都合で奴隷として売られたのを、私が買ったから…でも、奴隷だろうと、何だろうと親友で居続けたいから、後一番お腹が減っているのがイリスだったから。」


カゲコがそう言うと男達は、しぶしぶ納得したようだった












「さてと寝よう、寝よう」


わざとそんな言いながらカゲコはベッドの中に入って寝ようとしていた


(さてと、後は男達が来るのを待って…)


カゲコそう思いながら寝た振りをして待っていた














夜もふけた頃、カゲコが寝ている部屋に3人の男達が入ってきた

男達はカゲコに聞こえ無い位小さい声で


「おいお前達、手筈どうりこの女を早く地下室に連れて行くぞ。いくら寝ているからといって、いつ起きるか解らないからな」


「「ラジャー」」


3人の男達はカゲコを優しく、ゆっくりと持ち上げると階段を降りて地下室に連れ込んだ。そして、地下室には眠っているイリスがいた


「取り敢えず、リーダーに運び終わった事を伝えるぞ」


そう言って男達は地下室から出ていったのだった











「おい!起きろ女!」


男がカゲコの髪を引っ張った


「痛たい痛い!何するの!」


ひどい起こされ方をされながらゆっくりと、カゲコは体を起こそうとした

しかし、腕が縛られていて起き上がるのに時間がかかってしまった


「へへっ、起きたか女。お前もバカな奴だな」


見下したように6人の男達がいた


「私と、イリスに何をするつもり!」


カゲコは怒りながら厳しい目付きで睨め着けた


「ハハッ怖い怖い、でも俺達にそんなことをやっても意味が無いぜ!」


「だって俺たちはよぅ、俺達は街に潜伏している盗賊なんだからなぁ」


そう言いながらゆっくりとカゲコと、後ろで倒れているイリスに近づいてきた


「じゃあまずはお前の事を…」


男の一人がカゲコの事を掴もうとした、しかし


「ブチブチ」


そんな音がしたかと思うとカゲコを縛っていた縄が切れたのだった


「なんだと!」


「ふふっ、驚いた?」


「お前ら!この女を捕まえろ!」


男達のリーダーがそう指示をすると男達は飛びかかってきた。しかし


「はぁぁっ」


「グベェェ」


カゲコに飛びかかってきた男の一人が、カゲコの強力な一撃が腹に直撃し、動かなくなった


「なんだと!」


「そこぉ!」


動かなくなった男を起こそうとしていた男に、飛び蹴りを顔面に当てた


「が…ぁ」


「よくもやってくれたな!」


「許さねぇ」


そう言って男の一人が腰に下げていた剣を抜いた

だが、そんな事を言っている時に、後ろから来ているイリスに気づかなかった


「お姉ちゃんを乱暴に扱ったな!」


「お前は!あいつのど…!」


「バカめ!戦いの途中で後ろを向いたな!」


「おい!うし…」


「もらったぁぁ」


そう言いながらカゲコは回し蹴りを顔面に当てた後、すぐに逃げようとした男に追撃をかけた

そしてたった2分足らずで6人いたはずの男達は、2人になった


「うわぁぁぁ、降参だ!降参するから、これ以上攻撃するのはやめてください、お願いいたします!」


「すみませんでした!もうお許しください!」 


だがカゲコは許すはずが無く


「お前ら有罪だ!地獄で悔やんでおけ!」


そう言いながら男の一人が持っていた剣を取ると斬りかかった


「うぎゃぁっ」


座って謝っていた男の背中を3回、それも深く斬り付けた


「次はお前だ!」


「ひいっ」

カゲコは逃げようとしていた男の胸の真ん中を連続して刺した


「助け…て」


「お姉ちゃん…容赦が無さすぎる」


イリスは血溜まりと、死体だらけになった部屋を見てそう言葉をこぼした






ブックマークが十件を突破!皆様ありがとうございます!

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